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ロサンゼルスで日本人が住みやすいエリア8選

ロサンゼルスで住む場所を決めるとき、日本人コミュニティとの距離は生活のしやすさを大きく左右します。 本記事ではロサンゼルス 日本人 エリアとして人気の8地域を、日本人の実数・家賃相場・買い物・通勤の視点で比較。 「日本人が多い」は印象ではなく、米国勢調査局(ACS 2020-2024年5年推計)の日本生まれ人口と、外務省「海外在留邦人数調査統計」の在留邦人数を35ZIP分そのまま並べています。 家賃も推測ではなく、米住宅都市開発省(HUD)が公表するZIPコード別の公式データ(2026年5月21日適用)です。 はじめての駐在・留学・移住でも失敗しにくい選び方をまとめました。

✅ 2026年8月16日更新: この記事はタイトルで「日本人が多いエリア」と名乗りながら、日本人が何人住んでいるのかを一度も数字で出していませんでした米国勢調査局のACS 2020-2024年5年推計外務省「海外在留邦人数調査統計」から実数を出し、既存のHUD家賃表と同じZIPで突き合わせた「日本人が多い」を数えるを新設しました。掲載ZIP数の「34」は実際には35だったため訂正しています。 交通ルート確認はLA Metro、 日系イベントや生活情報はDiscover Nikkeiも参考になります。

結論:日本語で生活しやすさを最優先するならまずトーランス

「トーランス 日本人」で調べている方向けに先に結論を書くと、日系スーパー・飲食・日本語対応サービスがまとまり、最初の候補にしやすいのがトーランスです。 これは印象ではなく統計でも一致します。米国勢調査局のACS 2020-2024年5年推計で、トーランス市の住民の4.02%(5,710人・誤差±731人)が日本生まれで、LA郡・オレンジ郡の人口2万人以上の市の中で最も高い比率です。 家賃を少し抑えたいなら隣接するガーデナ(3.01%)、West LA勤務で単身・共働きならソーテル、学区とファミリー環境重視ならアーバイン(1.28%)が有力な比較先になります。 家賃で言うと、HUD公式のZIP別データではガーデナの1BRが$1,990〜$2,110、トーランスが$2,290〜$2,830で、ガーデナの全ZIPがトーランスの全ZIPを下回ります(2026年10月1日からは$2,070〜$2,200と$2,410〜$2,930。上下関係は変わりません)。 ただしガーデナを1つの街として扱わないでください。日本生まれの住民の割合は90248が5.30%、90247が2.64%、90249が0.69%で、家賃が$10しか違わない90248と90249のあいだに7.7倍の開きがあります。詳しくは「日本人が多い」を数えるを参照してください。 それぞれの詳細な生活導線・通勤・物件チェックは、下の各エリアガイドで確認できます。

「日本人が多い」を数える|国勢調査と外務省の実数

この記事は公開以来ずっとタイトルで「日本人が多いエリア」と名乗ってきましたが、日本人が何人住んでいるのかを一度も書いていませんでした。数字はすべて家賃でした。 ここでは実数を出します。結論から言うと、数えた瞬間に順位が変わり、記事が挙げていない街が上位に入ります

1. 「日本人」は3通りに数えられていて、答えが違う

公式統計には「日本人の数」という単一の数字は存在しません。目的の違う3つの集計があり、互いに包含関係がなく、どれかが正解でどれかが誤りという関係でもありません

日本人人口の3つの公式な数え方と、ロサンゼルス圏での実数
数え方実数含むもの/含まないもの
日系人
人種・祖先ベース
LA郡 147,489人(1.50%)
オレンジ郡 56,430人(1.78%)
3世・4世の日系アメリカ人を含む。日本語を話すとは限らない。他人種との重複回答を含む集計(単独回答だけならLA郡92,175人)
日本生まれの住民
出生地ベース
LA郡 35,659人(±1,711人・0.36%)
オレンジ郡 12,168人(±1,138人・0.38%)
米国籍を取得した人を含む。駐在員の米国生まれの子は含まない。ZIP単位まで公表される唯一の指標
在留邦人
国籍ベース
ロサンゼルス都市圏 63,972人
(2025年10月1日現在)
日本国籍者のみ(重国籍者を含む)。米国生まれの子も国籍があれば含む。米国籍を取得した人は含まない。在留届ベースで、3か月未満の滞在者は対象外

外務省の集計では、ロサンゼルス都市圏は在留邦人数が世界で最も多い都市圏です(2位バンコク51,297人、3位ニューヨーク都市圏38,251人)。 推移は2021年67,107人 → 2022年65,044人 → 2023年64,457人 → 2024年63,508人と3年連続で減り、2025年の63,972人は3年ぶりの前年比増(+0.7%)でした。

2. 市別ランキング|本記事が挙げていない街が2位と4位

LA郡・オレンジ郡の人口2万人以上の市を、日本生まれの住民の割合で並べた上位です。カッコ内は90%信頼区間。

LA郡・オレンジ郡の市別、日本生まれの住民の割合(ACS 2020-2024年5年推計)
日本生まれ人口比(90%信頼区間)本記事の掲載
トーランス5,710人 ±7314.02%(3.50〜4.53%)掲載あり
ロミータ611人 ±3593.02%(1.25〜4.80%)掲載なし
ガーデナ1,790人 ±3323.01%(2.45〜3.57%)掲載あり
ランチョ・パロスバーデス1,169人 ±3552.86%(1.99〜3.73%)掲載なし
サウスパサデナ406人 ±1701.56%(0.91〜2.21%)掲載なし
カルバーシティ567人 ±3141.42%(0.63〜2.21%)掲載あり
レドンドビーチ944人 ±2991.36%(0.93〜1.79%)掲載なし
アーバイン3,994人 ±6581.28%(1.07〜1.49%)掲載あり
モンテレーパーク515人 ±1550.87%(0.61〜1.13%)掲載なし
サンタモニカ583人 ±2480.64%(0.37〜0.91%)掲載あり
パサデナ659人 ±2140.48%(0.32〜0.64%)掲載あり
ロサンゼルス市12,312人 ±8160.32%(0.30〜0.34%)掲載あり(ソーテル・コリアタウン)
  • 本記事の8エリアは、2位ロミータと4位ランチョ・パロスバーデスを落としています。どちらも本記事が掲載しているサンタモニカ(0.64%)とパサデナ(0.48%)を上回り、その差は90%水準で統計的に有意です (ランチョ・パロスバーデス対サンタモニカ4.5倍、対パサデナ5.9倍)。レドンドビーチとサウスパサデナも同様に掲載外です。
  • 「人数」と「比率」で答えが逆になります。人数だけならロサンゼルス市が12,312人で最多で、トーランス(5,710人)の倍以上います。 しかし人口比では0.32%対4.02%で12.6倍の差があり、これも有意です。 人口385万人の市に1万2千人が散っている状態は、生活実感としては「日本人が多い街」になりません。

3. 同じ家賃でも、日本生まれの住民は最大19倍違う

本記事がすでに家賃を出している35ZIPに、同じZIPの日本生まれ人口を重ねた表です。家賃で並べても日本人の多さは並びません。

本記事35ZIPの1BR家賃(HUD)と日本生まれの住民(ACS 2020-2024年5年推計)
ZIPエリア1BR日本生まれ人口比日系人比
90248ガーデナ$1,990595人 ±2945.30%16.69%
90503トーランス$2,8301,905人 ±4054.38%12.44%
90505トーランス$2,7801,499人 ±4654.26%10.66%
92606アーバイン$3,3001,001人 ±3824.17%9.43%
90501トーランス$2,3001,334人 ±4033.19%8.63%
90504トーランス$2,700978人 ±2602.96%15.96%
90247ガーデナ$2,1101,243人 ±3042.64%10.49%
90230カルバーシティ$3,040608人 ±3301.96%8.06%
90401サンタモニカ$3,330145人 ±200(参考値)1.79%2.23%
92612アーバイン$3,490547人 ±2421.62%3.58%
92614アーバイン$3,370452人 ±2701.55%4.25%
91105パサデナ$3,490179人 ±1121.43%3.35%
90010コリアタウン$3,10060人 ±63(参考値)1.24%0.58%
90502トーランス$2,290205人 ±1031.11%4.52%
92617アーバイン$2,210231人 ±1060.96%3.01%
92604アーバイン$3,280251人 ±1850.95%3.45%
90025ソーテル$3,440435人 ±1580.94%3.28%
92620アーバイン$3,660575人 ±3290.93%3.69%
90403サンタモニカ$3,280219人 ±1210.92%2.41%
92618アーバイン$3,800578人 ±2090.87%3.06%
92603アーバイン$3,960154人 ±1010.84%2.33%
91101パサデナ$3,070174人 ±1060.82%2.69%
92602アーバイン$3,340205人 ±1170.73%1.73%
90249ガーデナ$2,000182人 ±940.69%3.60%
90402サンタモニカ$3,05060人 ±62(参考値)0.53%2.37%
90404サンタモニカ$2,660109人 ±820.47%1.62%
90232カルバーシティ$3,15072人 ±480.43%3.32%
91107パサデナ$2,790121人 ±900.37%1.79%
91106パサデナ$2,74080人 ±680.33%2.60%
90005コリアタウン$2,510127人 ±1130.32%1.02%
91103パサデナ$2,25077人 ±610.31%1.39%
90020コリアタウン$2,460116人 ±830.30%1.31%
90006コリアタウン$1,990155人 ±770.28%0.49%
90405サンタモニカ$2,85058人 ±62(参考値)0.21%2.18%
91104パサデナ$2,45066人 ±590.18%1.15%

「参考値」は誤差が推定値以上のZIP(90401・90010・90402・90405)。この4件は他ZIPとの比較に使っていません。

同じ金額で、まったく違うものを買っている

  1. 1. 家賃が1ドルも違わないのに19.0倍。ガーデナ90248とコリアタウン90006はどちらも1BR $1,990です。本記事はこの2つを「8エリア最安(同額)」として同列に並べていました。 日本生まれの住民は5.30%(90%信頼区間2.74〜7.85%)と0.28%(同0.14〜0.42%)で、信頼区間が重なりません。同じ家賃でまったく違う環境を買うことになります。
  2. 2. ガーデナは1つの街ではありません。$10差で7.7倍。90248($1,990・5.30%)と90249($2,000・0.69%)の差は月$10。本記事は「ガーデナの3ZIPはすべてトーランスより安い」と市単位で書いていましたが、最も安いZIPが最も日本生まれの住民が多く、$10しか高くないZIPが最も少ないという並びです。この差も有意です。
  3. 3. トーランスは高いZIPほど日本生まれが多い。最も安い90502($2,290)は1.11%、最も高い90503($2,830)は4.38%で、3.9倍の差があります(有意)。 本記事はトーランスの家賃を「$2,290〜$2,830」と幅で示していましたが、この幅の両端は同じ商品ではありません。
  4. 4. 「日系人が多い」で選ぶと外れることがあります。トーランス90504は日系人比15.96%で35ZIP中2番目に高いのに、日本生まれは2.96%で6番目です。 日系人のうち日本生まれの割合は90504が19%、90505が40%、90503が35%。90504は日系アメリカ人が多い地区で、日本から来た人が多い地区ではありません。

この数値の読み方(重要)

ACSは全数調査ではなく標本調査です。ZIP単位の数値は2020〜2024年の5年分を合算した推計で、特定の1年の状態ではありません。 本文の誤差はすべて90%信頼区間(ACSの標準)で、割合の誤差は国勢調査局の派生指標の計算方法にしたがって算出しています。誤差が重なる2つのZIPを「どちらが多い」と読むことはできません。本文で倍率を書いたのは、90%水準で有意差が確認できた組み合わせだけです。

外務省の在留邦人数は在留届の提出をもとにした推計で、旅券法16条により提出義務があるのは3か月以上滞在する人です。 外務省自身が「在留届を提出・更新していない邦人も存在することが想定される」と明記しているため、実数はこれより多い可能性があります。 集計単位は在外公館の管轄区域で、米国勢調査の郡・市・ZIPとは範囲が一致しません。2つの数字は足しても引いても意味を持ちません。

そしてこの表は日本語サービスの充実度を測っていません。日本生まれの住民が少ないZIPに日系スーパーの旗艦店があることも、 その逆もあります。買い物・医療・学校の実際の導線は、下の各エリアガイドで確認してください。

公式データで見る8エリアの家賃|HUDのZIP別Small Area FMR

日本語のLAエリア記事は家賃を「相場」として書くことが多く、出典が確認できないのが普通です。 ここでは推測を使わず、米住宅都市開発省(HUD)が公表するSmall Area Fair Market Rent(SAFMR)から、本記事の8エリアに対応する35のZIPコードの数値をそのまま掲載します。 SAFMRはZIPコード単位で算定される唯一の連邦公式賃料指標で、8エリアを同一の手法で比較できます。

下の表は2026年9月30日まで有効な現行値(FY2026)と、2026年10月1日から適用されるFY2027を並べています。HUDは2026年9月1日にFY2027版を公表しました。物件探しが10月以降にかかる人は右側の列を見てください。 方向が地域で割れており、その理由と全35ZIPの増減は次の章にまとめています。

HUD Small Area Fair Market RentによるLA日本人エリア別の1BR/2BR賃料。現行のFY2026改定版と、2026年10月1日から適用されるFY2027の対照
エリア対象ZIP1BR(〜9/30)1BR(10/1〜)2BR(〜9/30)2BR(10/1〜)
ガーデナ90247・90248・90249$1,990〜$2,110$2,070〜$2,200$2,480〜$2,630$2,560〜$2,710
コリアタウン90005・90006・90010・90020$1,990〜$3,100$2,070〜$3,150$2,480〜$3,870$2,560〜$3,890
パサデナ91101・91103〜91107$2,250〜$3,490$2,540〜$3,610$2,800〜$4,350$3,130〜$4,450
トーランス90501〜90505$2,290〜$2,830$2,410〜$2,930$2,860〜$3,530$2,970〜$3,620
アーバイン92602〜92620の9ZIP$2,210〜$3,960$2,480〜$3,710$2,620〜$4,670$2,920〜$4,350
サンタモニカ90401〜90405$2,660〜$3,330$2,880〜$3,440$3,320〜$4,150$3,550〜$4,250
カルバーシティ90230・90232$3,040〜$3,150$3,150〜$3,270$3,790〜$3,930$3,890〜$4,040
ソーテル(West LA)90025$3,440$3,550$4,290$4,380
ZIPコード別の全35件を見る(1BR / 2BR・現行→10月1日から)

表記は「ZIP 1BR現行→1BR 10/1〜 / 2BR現行→2BR 10/1〜」。現行はFY2026、10月1日からはFY2027です。

トーランス: 90501 $2,300→$2,450 / $2,870→$3,020・90502 $2,290→$2,410 / $2,860→$2,970・90503 $2,830→$2,930 / $3,530→$3,620・90504 $2,700→$2,800 / $3,370→$3,450・90505 $2,780→$2,930 / $3,470→$3,620

ガーデナ: 90247 $2,110→$2,200 / $2,630→$2,710・90248 $1,990→$2,070 / $2,480→$2,560・90249 $2,000→$2,140 / $2,500→$2,640

ソーテル(West LA): 90025 $3,440→$3,550 / $4,290→$4,380

アーバイン: 92602 $3,340→$3,180 / $3,940→$3,720・92603 $3,960→$3,710 / $4,670→$4,350・92604 $3,280→$3,080 / $3,870→$3,610・92606 $3,300→$3,120 / $3,890→$3,650・92612 $3,490→$3,390 / $4,110→$3,970・92614 $3,370→$3,200 / $3,970→$3,750・92617 $2,210→$2,480 / $2,620→$2,920・92618 $3,800→$3,710 / $4,480→$4,340・92620 $3,660→$3,480 / $4,310→$4,080

サンタモニカ: 90401 $3,330→$3,370 / $4,150→$4,160・90402 $3,050→$3,200 / $3,800→$3,950・90403 $3,280→$3,440 / $4,090→$4,250・90404 $2,660→$2,880 / $3,320→$3,550・90405 $2,850→$3,110 / $3,550→$3,840

コリアタウン: 90005 $2,510→$2,620 / $3,130→$3,230・90006 $1,990→$2,070 / $2,480→$2,560・90010 $3,100→$3,150 / $3,870→$3,890・90020 $2,460→$2,670 / $3,070→$3,290

パサデナ: 91101 $3,070→$3,130 / $3,830→$3,860・91103 $2,250→$2,540 / $2,800→$3,130・91104 $2,450→$2,590 / $3,060→$3,200・91105 $3,490→$3,610 / $4,350→$4,450・91106 $2,740→$2,860 / $3,420→$3,530・91107 $2,790→$3,000 / $3,480→$3,700

カルバーシティ: 90230 $3,040→$3,150 / $3,790→$3,890・90232 $3,150→$3,270 / $3,930→$4,040

このデータからわかる3つのこと

  1. 1. 最安と最高の差は月$1,970。10月1日からは$1,640に縮む。35ZIPの1BRで最も低いのはガーデナ90248とコリアタウン90006の$1,990(同額)、最も高いのはアーバイン92603の$3,960です。年額にすると$23,640の差になります。 FY2027では最安が同じ2ZIPの$2,070、最高はアーバイン92603と92618の$3,710(同額)で、差は月$1,640・年$19,680になります。ただし同額の90248と90006は同じものではありません — 日本生まれの住民の割合は5.30%と0.28%で19.0倍違います
  2. 2. 「ガーデナはトーランスより安い」は公式データでも成立し、10月以降も崩れない。ガーデナの3ZIP($1,990〜$2,110)は、トーランスの5ZIP($2,290〜$2,830)すべてを下回ります。最小でも月$180、最大で月$840(年$10,080)の差です。 FY2027でもガーデナ最高$2,200<トーランス最安$2,410で、差は月$210〜$860に広がります。
  3. 3. 市内のZIP差のほうが、市どうしの差より大きいことがある。ただしこの一文には9月30日という期限がつく。アーバインは市内だけで$1,750(92617 $2,210〜92603 $3,960)、パサデナは$1,240(91103 $2,250〜91105 $3,490)、コリアタウンは$1,110(90006 $1,990〜90010 $3,100)開きます。 アーバイン市内の$1,750は、ガーデナ最安$1,990とサンタモニカ最高$3,330の差$1,340より大きい。ただしFY2027では逆転します — アーバイン市内は$1,230に縮み、ガーデナ最安$2,070とサンタモニカ最高$3,440の差$1,370のほうが大きくなります。 どちらの期間でも金額の桁は変わらないので、市名で予算を組むと外れるという結論は同じです。候補物件のZIPで確認してください。

この数値の読み方(重要)

SAFMRは募集家賃の平均ではありません24 CFR 888.113によりFMRは「40パーセンタイルの家賃」=そのFMRエリア内の標準品質賃貸住宅の40%がその金額未満、という水準で、直近に引っ越した世帯が住む住戸の家賃分布から算出され、公営住宅と基準以下の住戸は除外されます。

同条は「FMRは家賃に電話を除く光熱費を加えた額の推計」とも定めています。物件広告の家賃と直接比べると、光熱費のぶんSAFMRのほうが高く出ます

用途はSection 8 Housing Choice Voucherのpayment standard設定です。HUDは各ZIPについて90%/110%の幅も併記しており、たとえばソーテル90025の1BRは$3,096〜$3,784が許容レンジになります(FY2027では$3,195〜$3,905)。

現行値の適用開始日は35ZIPで同じではありません。LA側の26ZIPはFY2026の改定版で2026年5月21日から、アーバインの9ZIPは改定を受けていないためFY2026の当初値で2025年10月1日から有効です。 本記事は以前これを一律に「2026年5月21日適用」と書いていました。改定はLos Angeles-Long Beach-Glendaleエリアだけに行われたもので、アーバインの数値はこの日には動いていません。

アーバインだけHUDのFMRエリアが異なります(Santa Ana-Anaheim-Irvine, CA HUD Metro FMR Area)。他の7エリアはLos Angeles-Long Beach-Glendale, CA HUD Metro FMR Areaで、アーバインとの比較は2つの基準をまたぐ点に注意してください。この区分は飾りではありません — 2026年10月1日の改定で、LA側26ZIPは全て上がり、アーバイン側は9ZIP中8ZIPが下がります。詳細は次の章にあります。

2026年10月1日に家賃データが入れ替わる|LAは全ZIP上昇、アーバインは下落

HUDは2026年9月1日にFY2027のSmall Area Fair Market Rentを公表しました (91 FR 56156・Docket No. FR-6553-N-03)。 告示は適用開始を2026年10月1日とし、同時に「その日までに有効な再評価請求を受け取った地域については適用が遅れうる」と明記しています。意見・再評価請求の締切も同じ2026年10月1日です。 本記事の35ZIPを新旧2つの公式ファイルで突き合わせたところ、方向がFMRエリア単位できれいに割れました

FY2026改定版からFY2027への1BR SAFMRの増減(エリア別・HUD FMRエリア別)
エリアHUD FMRエリアZIP数上昇 / 下落1BR増減の中央値同・範囲
ガーデナLos Angeles-Long Beach-Glendale33 / 0+4.3%+4.0%〜+7.0%
トーランスLos Angeles-Long Beach-Glendale55 / 0+5.2%+3.5%〜+6.5%
ソーテル(West LA)Los Angeles-Long Beach-Glendale11 / 0+3.2%+3.2%
サンタモニカLos Angeles-Long Beach-Glendale55 / 0+4.9%+1.2%〜+9.1%
コリアタウンLos Angeles-Long Beach-Glendale44 / 0+4.4%+1.6%〜+8.5%
パサデナLos Angeles-Long Beach-Glendale66 / 0+5.7%+2.0%〜+12.9%
カルバーシティLos Angeles-Long Beach-Glendale22 / 0+3.8%+3.6%〜+3.8%
アーバインSanta Ana-Anaheim-Irvine91 / 8-4.9%-6.3%〜+12.2%

この改定でわかること

  1. 1. Los Angeles-Long Beach-Glendale側は26ZIP全てが上がり、Santa Ana-Anaheim-Irvine側は9ZIP中8ZIPが下がる。LA側の中央値は+4.4%(+1.2%〜+12.9%)、アーバイン側の中央値は-4.9%(-6.3%〜-2.4%)です。 8エリアを1つの「LA」として平均すると、この逆向きの動きは完全に消えます。
  2. 2. 例外は1ZIPだけで、それがアーバイン最安のZIPだった。下がらなかった92617(UCアーバイン周辺)は+12.2%で、35ZIP中2番目に大きい上げ幅です。 結果としてアーバイン市内の振れ幅は$1,750から$1,230に縮み、 「同じ市内でもZIPで最大$1,750違う」という本記事の指摘は、10月1日以降は金額を書き換える必要があります。
  3. 3. 最安の2ZIPが同額である関係は、2年分の公式データで崩れていない。ガーデナ90248とコリアタウン90006はFY2026で$1,990、FY2027でも$2,070で同額です。 日本生まれの住民の割合は5.30%と0.28%(19.0倍)のままなので、 「家賃は日本人の多さを予測しない」という本記事の中心的な指摘は、家賃が動いても成立します。
  4. 4. 2BRの最高額はアーバインから外れる。FY2026の2BR最高はアーバイン92603の$4,670でしたが、FY2027ではパサデナ91105の$4,450になります。1BRの最高もアーバイン92603単独から92603・92618の同額$3,710に変わります。

「10月1日の数字」が年度中ずっと使われるとは限らない

本記事の現行値そのものが、その反例です。FY2026について、ロサンゼルス市住宅局(HACLA)が再評価を請求しましたが、HUDは同局が当該FMRエリアのバウチャーの過半を扱っていないとして請求を無効と判断し、 FY2026は予定どおり2025年10月1日から適用されました (HUD公表資料)。 その後HUDは提出された市場調査データを受理し、Los Angeles-Long Beach-Glendaleエリアについてだけ改定版を2026年5月21日から適用しました ()。 改定幅は本記事のLA側26ZIPで1BR +11.1%〜+11.9%と大きく、いま表の左側にある数値はこの改定後のものです。アーバインの9ZIPはこの改定の対象外なので、当初値のまま変わっていません。

この章の使い方

9月中に契約が終わるなら左側(FY2026)、10月以降にかかるなら右側(FY2027)を見てください。 ただしSAFMRは募集家賃ではありません。Section 8バウチャーのpayment standardを決める行政値なので、 この改定は「10月から家主の提示額が下がる」という意味ではなく、公的な基準額が動くという意味です。 オレンジ郡側の下落を、そのまま値下げ交渉の材料として使うことはできません。

また、上の増減はHUDの2つのファイルを機械的に突き合わせた結果で、 本記事は再評価請求の有無を予測していません。10月1日を過ぎたら、 適用が実際に始まったか、あるいは改定版が出ていないかを、HUDの公表ページで確認してから引用してください。

1. トーランス|日本語で生活しやすい王道エリア

トーランスはLA最大級の日本人コミュニティ。Mitsuwa Marketplace、Tokyo Central、Nijiya Marketなどが集まり、 医療・学習塾・美容院まで日本語対応が見つけやすいのが魅力です。

  • • 日本生まれの住民(ACS 2020-2024): 市全体で5,710人・人口の4.02%。LA郡・オレンジ郡の人口2万人以上の市で最も高い
  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $2,290(90502)〜$2,830(90503) / 2BR $2,860〜$3,530。安いZIPほど日本生まれが少なく、90502は1.11%、90503は4.38%。10月1日から1BR $2,410〜$2,930 / 2BR $2,970〜$3,620
  • • 通勤: サウスベイ勤務に強い。405利用でWest LAへは渋滞前提
  • • 飲食: Shin-Sen-Gumi、Santouka、牛角など日系選択肢が豊富
  • • 治安: 比較的安定。通りごとの差はあるため夜の内見推奨
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2. ガーデナ|家賃と利便性のバランス型

ガーデナはトーランス隣接で、日本人が多いわりに家賃を抑えやすいのが強み。 日系レストランやクリニックが点在し、サウスベイ生活の拠点として選ばれています。

  • • 日本生まれの住民(ACS 2020-2024): 市全体で1,790人・人口の3.01%で、トーランスに次ぐ水準
  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $1,990(90248)〜$2,110(90247) / 2BR $2,480〜$2,630。8エリア最安帯。10月1日から1BR $2,070〜$2,200 / 2BR $2,560〜$2,710で、最安帯の位置は変わりません
  • ZIPで中身が大きく違う: 日本生まれの割合は90248が5.30%(本記事35ZIPで最高)、90247が2.64%、90249は0.69%。$10差の90248と90249で7.7倍
  • • 通勤: 110・405への接続が良く、ダウンタウン通勤にも対応しやすい
  • • 飲食: ラーメン・定食・焼肉のローカル名店が多い
  • • 治安: エリア差あり。大通り沿いと住宅街で雰囲気が異なる
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3. ソーテル(West LA)|単身者・共働きに人気

「Little Osaka」と呼ばれるソーテルは、徒歩圏に日本食が集中する都市型エリア。 TSUJITA、Tatsu Ramen、抹茶カフェなどが並び、平日夜でも活気があります。 UCLA、サンタモニカ、センチュリーシティへアクセスしやすい点が評価されています。

  • • 家賃(HUD公式・90025): 1BR $3,440 / 2BR $4,290。単一ZIPで8エリア中2番目に高い。10月1日から1BR $3,550 / 2BR $4,380
  • • 通勤: West LA勤務に最適。公共交通+自転車移動も現実的
  • • 買い物: 日系食材はMitsuwa(West LA店)と連携しやすい
  • • 治安: メイン通りは人通り多め、深夜は裏道回避が基本
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4. アーバイン|ファミリー・学区重視の定番

オレンジカウンティの計画都市で、教育環境と治安を重視する層に支持されています。 Tokyo Centralや日系クリニックがあり、日本語環境を一定確保しつつ落ち着いた生活が可能です。

  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $2,210(92617)〜$3,960(92603) / 2BR $2,620〜$4,670。市内の振れ幅が8エリア最大。10月1日から下がる唯一のエリアで、1BR $2,480〜$3,710 / 2BR $2,920〜$4,350。9ZIP中8ZIPが下落し、上がるのはUCアーバイン周辺の92617だけ(+12.2%)
  • • 通勤: OC内勤務向き。LA市内へ毎日通うと移動負担が大きい
  • • 買い物: 日系スーパー+大型モールで生活完結しやすい
  • • 治安: LA圏の中でも比較的安定した評価
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5. サンタモニカ|海沿い生活とWestside通勤の候補

サンタモニカはビーチ、外食、徒歩圏の便利さを重視する単身・共働き世帯に向くエリアです。 日本語インフラは密集していませんが、Sawtelle、Culver City、South Bayへの買い出しを組み合わせれば、 海沿い生活と日本食材アクセスを両立しやすくなります。

  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $2,660(90404)〜$3,330(90401) / 2BR $3,320〜$4,150。駐車場込みか別料金かも必ず確認。10月1日から1BR $2,880(90404)〜$3,440(90403) / 2BR $3,550〜$4,250で、最高値ZIPが90401から90403に移ります
  • • 通勤: Santa Monica、West LA、Century City、Culver City、Playa Vista方面と相性が良い
  • • 交通: Metro E Line、Big Blue Bus、徒歩・自転車・配車を組み合わせやすい
  • • 注意点: 観光地近くの騒音、駐車場、夜の徒歩ルート、海風・湿気を内見時に確認
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6. コリアタウン|LA中心部アクセス重視の都市型エリア

コリアタウンは日本語インフラが密集するエリアではありませんが、DTLA、Hollywood、Mid-Wilshire、West LA方面へ動きやすく、 外食・カフェ・アパートの選択肢が多い都市型生活の候補です。駐車場と夜の帰宅導線を確認し、日本食材はLittle TokyoやSawtelleも組み合わせましょう。

  • • 日本生まれの住民(ACS 2020-2024): 4ZIPで0.28〜0.32%(90010は参考値)。本記事35ZIPで最も低い水準で、「日本人が多いエリア」としては期待しないでください
  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $1,990(90006)〜$3,100(90010) / 2BR $2,480〜$3,870。90006はガーデナ90248と同額$1,990ですが、日本生まれの割合は0.28%対5.30%で19.0倍の開きがあります。10月1日から1BR $2,070〜$3,150 / 2BR $2,560〜$3,890で、90248との同額関係は$2,070で続きます
  • • 通勤: Downtown、Hollywood、Mid-Wilshire方面と相性が良い
  • • 買い物: 日常品と韓国系スーパーは強い。日本食材は周辺エリアも併用
  • • 注意点: 駐車場代、騒音、建物管理、夜の徒歩ルートを内見時に確認
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7. パサデナ|文化と都市機能のバランスが魅力

Old Pasadenaを中心に、歩ける街並み・カフェ文化・美術館が揃う人気エリア。 日系店の密度はサウスベイほど高くないものの、車でアクセスできる圏内に日本食材店があります。 IT・研究職で北東LA方面に通勤する人にも選ばれています。

  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $2,250(91103)〜$3,490(91105) / 2BR $2,800〜$4,350。10月1日から1BR $2,540〜$3,610 / 2BR $3,130〜$4,450。91103の+12.9%は35ZIP中で最大の上げ幅
  • • 通勤: DowntownやBurbank方面と相性が良い
  • • 飲食: 洋食中心だが日本食の良店も点在
  • • 治安: 観光エリアは人通りが多く、住宅地は比較的静か
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8. カルバーシティ|WestsideとDTLAの中間拠点

カルバーシティは、West LA、Santa Monica、Playa Vista、DTLAの中間で暮らしたい人に向くエリアです。 日系店舗が密集する場所ではありませんが、Metro E Lineと車移動を組み合わせやすく、映像・IT・クリエイティブ系の職場にも通いやすい候補です。 日本食材や日本語サービスはSawtelle、Little Tokyo、South Bayも含めて生活導線を作りましょう。

  • • 家賃(HUD公式・ZIP別): 1BR $3,040(90230)〜$3,150(90232) / 2BR $3,790〜$3,930。10月1日から1BR $3,150〜$3,270 / 2BR $3,890〜$4,040
  • • 通勤: Culver City、Santa Monica、Playa Vista、West LA、DTLA方面と相性が良い
  • • 交通: Metro E Line、バス、車、配車アプリを組み合わせやすい
  • • 注意点: 駐車場代、405/10方面の渋滞、夜の駅徒歩ルートを内見時に確認
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エリア選びで失敗しない3つのポイント

通勤時間を最優先

LAは距離より渋滞が問題。Google Mapで平日朝夕の所要時間を確認してから契約する。

夜の街を必ず見る

昼と夜で雰囲気が変わる地域が多い。内見は最低2回、できれば週末夜にも確認。

買い物導線を先に作る

スーパー、薬局、病院、ガソリンスタンドまでの移動時間を把握すると生活のストレスが減る。

よくある質問

ロサンゼルスで日本人が多い地域はどこですか?実数で教えてください。
比率で見るとトーランス市です。米国勢調査局のACS 2020-2024年5年推計では、トーランスの日本生まれの住民は5,710人(誤差±731人)で人口の4.02%(90%信頼区間3.50〜4.53%)。次いでロミータ3.02%、ガーデナ3.01%、ランチョ・パロスバーデス2.86%が続きます。ただし「人数」で見ると答えは変わり、ロサンゼルス市が12,312人でトーランスの倍以上いますが、人口比では0.32%(同0.30〜0.34%)しかありません。トーランスとの差は12.6倍で、90%水準で統計的に有意です。同じ調査でロサンゼルス郡全体の日本生まれの住民は35,659人、オレンジ郡は12,168人です。
日系人の数と、日本から来た人の数は違うのですか?
違います。しかも順位が入れ替わります。ACSの人種・祖先ベースの集計(日本人単独+他人種との重複)ではロサンゼルス郡に147,489人の日系人がいますが、そのうち日本生まれは35,659人で24%です。残りは主に米国生まれの日系アメリカ人で、日本語を話すとは限りません。この比率は地域差が大きく、たとえばトーランス90504は祖先ベースで15.96%と本記事35ZIPで2番目に高いのに、日本生まれは2.96%(祖先ベースの19%)にとどまります。一方トーランス90505は40%、90503は35%が日本生まれです。「日系人が多い街」と「日本から来た人が多い街」は別の質問です。
ロサンゼルスで日本人が多いエリアの家賃は、公式データではいくらですか?
時期で2通りあります。いま有効なのは米住宅都市開発省(HUD)のSmall Area Fair Market Rent(FY2026改定版)で、本記事の8エリア35ZIPの1ベッドルームは$1,990〜$3,960、2ベッドルームは$2,480〜$4,670です。2026年10月1日からはFY2027版に切り替わり、1ベッドルームは$2,070〜$3,710、2ベッドルームは$2,560〜$4,450になります(HUDが2026年9月1日に91 FR 56156で公表)。最安は前後とも同額のガーデナ90248とコリアタウン90006、最高はアーバイン92603が単独からFY2027では92618と同額の$3,710に変わります。ただしこの数値は募集家賃の平均ではなく、24 CFR 888.113にもとづく「40パーセンタイルのgross rent(電話を除く光熱費込み)」で、Section 8バウチャーのpayment standardを決めるための行政値です。
同じ家賃なら、日本人が多いZIPを選べますか?
選べます。差は非常に大きいです。1BRが同額のガーデナ90248とコリアタウン90006(FY2026は$1,990、FY2027も同額で$2,070)を比べると、日本生まれの住民の割合は5.30%(90%信頼区間2.74〜7.85%)と0.28%(同0.14〜0.42%)で、点推定で19.0倍、信頼区間も重なりません。この「同じ家賃で19倍」は2年分の公式データで続いています。一方でガーデナ市内の90248と90249の差は$10から$70へ、トーランス90503とサンタモニカ90405の差は$20から$180へ、いずれも2026年10月1日に広がります。日本生まれの住民は90248が5.30%対90249が0.69%(7.7倍)、90503が1,905人(±405人)対90405が58人(±62人・推定値が誤差を下回る参考値)で変わりません。市名や家賃だけで選ぶと、この差は見えません。
家賃を抑えつつ日本食アクセスも確保したい場合は?
ガーデナです。HUDのZIP別公式データでは、ガーデナの3ZIP(FY2026は90247 $2,110 / 90248 $1,990 / 90249 $2,000、FY2027は$2,200 / $2,070 / $2,140)の1BRが、トーランスの5ZIP(FY2026 $2,290〜$2,830、FY2027 $2,410〜$2,930)すべてを下回ります。この関係はFY2027でも崩れません。差は最小でも月$180(FY2027では$210)、最大で月$840(同$860)です。ただしガーデナを1つの街として扱わないでください。日本生まれの住民の割合は90248が5.30%、90247が2.64%、90249が0.69%で、最安の90248が最も高いという並びです。日系スーパーはTokyo Central、Mitsuwa、Nijiyaなどが利用しやすく、日本語対応サービスも比較的多いです。
同じ市内ならどのZIPでも家賃は同じですか?
いいえ。HUD公式データでは市内のZIP差が数百ドル以上あります。FY2026ではアーバインが市内で$1,750(92617 $2,210〜92603 $3,960)、パサデナが$1,240、コリアタウンが$1,110開きます。FY2027(2026年10月1日〜)ではアーバイン$1,230、パサデナ$1,070、コリアタウン$1,080に縮みます。ここで結論が1つ反転します。FY2026ではアーバイン市内の$1,750がガーデナ最安〜サンタモニカ最高の差$1,340を上回っていましたが、FY2027では$1,230対$1,370で下回ります。「市内の差が市間の差より大きい」と言えるのは9月30日までで、10月1日以降は言えません。金額の桁が変わるわけではないので、どちらの期間でも「市名で選ぶ」より「候補物件のZIPで確認する」ほうが確実である点は変わりません。
2026年10月1日から、この記事の家賃データは変わりますか?
変わります。HUDは2026年9月1日にFY2027のSmall Area Fair Market Rentを公表しました(91 FR 56156・Docket No. FR-6553-N-03)。適用は2026年10月1日からで、HUDはその日までに有効な再評価請求を受け取った地域については適用が遅れうる、と同じ告示に書いています。本記事の35ZIPでは方向が2つに割れました。Los Angeles-Long Beach-Glendale側の26ZIPは全て上がり(中央値+4.4%、最大はパサデナ91103の+12.9%)、Santa Ana-Anaheim-Irvine側のアーバイン9ZIPは8つが下がります(中央値-4.9%、最大の下げは92603の-6.3%)。例外はUCアーバイン周辺の92617だけで、こちらは+12.2%です。なお「10月1日の数字が年度中ずっと使われる」とは限りません。FY2026では、ロサンゼルス市住宅局の再評価請求は同局が当該FMRエリアのバウチャーの過半を扱っていないため無効とされ、FY2026は予定どおり2025年10月1日から適用されましたが、その後HUDが調査データを受理し、Los Angeles-Long Beach-Glendaleエリアだけ改定版を2026年5月21日から適用しました。本記事のLA側26ZIPの現在値はこの改定版です。
West LAのソーテルは単身者向きですか?
はい。飲食店が多く、サンタモニカやUCLA方面へのアクセスが良いため、単身者・共働き世帯に人気です。家賃は高めですが、徒歩圏で生活できる範囲が広いのが強みです。駐車場付き物件かどうかは必ず確認しましょう。
治安重視ならトーランスとアーバインはどちらが良いですか?
どちらも日本人に人気で比較的落ち着いていますが、通勤先がLA市内ならトーランス、オレンジカウンティ側で生活を完結させたいならアーバインが便利です。通勤時間は生活満足度に直結するため、治安と同じくらい重視して選ぶのがおすすめです。

関連ページ

人口データ出典: U.S. Census Bureau, American Community Survey 2020-2024 5-Year Estimates(表 B02015・B02018・B05006・B01003、table-based Summary File、2026年8月16日取得)。
在留邦人数出典: 外務省「海外在留邦人数調査統計」令和7年(2025年)版。LocoPlace編集部が都市別表から抽出・編集して掲載。
家賃データ出典: U.S. Department of Housing and Urban Development, FY2026 Small Area Fair Market Rents(改定版。Los Angeles-Long Beach-Glendaleエリアは2026年5月21日適用、Santa Ana-Anaheim-Irvineエリアは改定対象外で2025年10月1日適用)および FY2027 Small Area Fair Market Rents(2026年10月1日適用予定、91 FR 56156・2026年9月1日公表)。いずれも2026年9月5日取得。LocoPlace編集部が該当ZIPを抽出して掲載。
最終更新: 2026年9月5日