アメリカから日本への送料 — 公式料金表で出した実額
このページの金額は、2026年9月13日にUSPS・UPS・FedEx・日本郵便が自分で公開している 料金表そのものから読み出しました。編集部の目安は載せていません。 出典は各表の下にリンクしています。
✅ 結論:重さで最安が3回入れ替わる
- 227gまで → First-Class Package International Service $24.15。これがアメリカ→日本で公式に最も安い小包運賃です。
- 228g〜907g → 同じFCPISで$33.95〜$37.90。まだFCPISが最安。
- 908g〜1,814g → 定額箱に切り替えたほうが安い。FCPISはこの帯で$56.45〜$71.90に跳ねますが、Priority Mail International の Small Flat Rate Box は重さに関係なく$51.40(4ポンドまで)。 1,814g付近では$20.50の差がつきます。
- 1,814gを超えたら、FCPISはもう使えません。USPSの日本向け公式条件に書かれたFCPISの重量上限は4ポンド=1,814gです。 2kgの荷物は、重量制のPriority Mail International $83.60(5ポンド)か、 20ポンドまで入るMedium Flat Rate Box $96.40になります。
このページが5か月半まちがえていた点。旧版は「2kgの料金目安」として各サービスを横に並べた表を載せ、その一番安い行に First-Class Package International を置いていました。しかしこのサービスの上限は1,814gで、2kgでは受け付けられません。比較表の最安行が、その表の重量では存在しないサービスでした。
📮 USPS国際便の公式料金(日本=Price Group 17)
USPSの国際運賃は「国ごとのPrice Group」で決まります。USPS自身の国別検索で日本を引くと、 重量制のPriority Mail Express International・Priority Mail International・ First-Class Package International Service はいずれもPrice Group 17、 定額商品と手紙(First-Class Mail International)はPrice Group 3です。 下の金額はUSPSが公開している小売料金の機械可読ファイル(2026年6月15日実施)から、 その17列・3列を読み出したものです。
First-Class Package International Service(上限1,814g)
| 重量(以下) | 小売料金 |
|---|---|
| 1〜8オンス(227gまで) | $24.15 |
| 12オンス(340gまで) | $33.95 |
| 16オンス(454gまで) | $33.95 |
| 20〜32オンス(907gまで) | $37.90 |
| 36〜48オンス(1,361gまで) | $56.45 |
| 52〜64オンス(1,814gまで/上限) | $71.90 |
USPSはFCPISの所要日数を公表していません。国別検索の表示は「Varies by destination」です。 税関書類はPS Form 2976。
重量制のPriority Mail International / Priority Mail Express International(上限66ポンド)
| 重量(以下) | Priority Mail Intl | Priority Mail Express Intl |
|---|---|---|
| 1ポンド(454g) | $66.05 | $95.60 |
| 2ポンド(907g) | $69.45 | $98.35 |
| 3ポンド(1,361g) | $73.95 | $102.70 |
| 4ポンド(1,814g) | $78.50 | $108.45 |
| 5ポンド(2,268g/2kg相当) | $83.60 | $114.40 |
| 6ポンド(2,722g) | $89.20 | $120.80 |
| 10ポンド(4,536g) | $111.55 | $145.70 |
USPSの国別検索が日本向けに出している所要日数は、Priority Mail Internationalが6〜10営業日、Priority Mail Express Internationalが3〜5営業日(いずれも主要都市向け)。日本向けには返金保証付きのPriority Mail Express International With Money-Back Guaranteeも提供されています。PMIの税関書類はPS Form 2976-Aを PS Form 2976-E(ビニール封筒)に入れる形です。
出典:USPS Prices(小売料金CSV、2026年6月15日実施)/USPS Country Max Limits and Price Groups(日本)/IMM Individual Country Listing: Japan
📦 定額箱・定額封筒(日本=Price Group 3)
定額商品は重量制とは別のPrice Groupが当たります。日本はPrice Group 3です。 同じ箱に入れば重さを測らないので、重いものほど有利になります。
| 商品 | USPS提供の寸法 | 重量上限 | 小売料金 |
|---|---|---|---|
| Priority Mail International 定額封筒 | 12-1/2 × 9-1/2インチ | 4ポンド(1,814g) | $49.75 |
| Priority Mail International Small Flat Rate Box | 8-5/8 × 5-3/8 × 1-5/8インチ | 4ポンド(1,814g) | $51.40 |
| Priority Mail International Medium Flat Rate Box | 13-5/8 × 11-7/8 × 3-3/8、または 11 × 8-1/2 × 5-1/2インチ | 20ポンド(9,072g) | $96.40 |
| Priority Mail International Large Flat Rate Box | 12 × 12 × 5-1/2インチ | 20ポンド(9,072g) | $121.30 |
| Priority Mail Express International 定額封筒 | 12-1/2 × 9-1/2インチ | 4ポンド(1,814g) | $79.80 |
箱と封筒はUSPSが提供しているものを使います(寸法は上の表、いずれもUSPSの国別サービス検索に 表示される公式値)。定額封筒とSmall Flat Rate Boxの重量上限は4ポンド=1,814gで、FCPISと同じです。1,814gを超えるとSmall Flat Rate Boxも使えません。
💡 判断の順番。①907g以下ならFCPIS。②908g〜1,814gなら、 Small Flat Rate Box($51.40)に入るかどうかだけを考える。入れば定額箱、入らなければFCPIS。 ③1,814gを超えたら、Medium Flat Rate Box($96.40・20ポンドまで)と 重量制PMIを比べる。分かれ目は8ポンド(約3.6kg)で、 7ポンドまでは重量制が安く($94.80 対 $96.40)、8ポンドで逆転します($100.35 対 $96.40)。 それ以上はMedium Flat Rate Boxが一方的に有利です(10ポンドで$111.55 対 $96.40)。
🚫 GXGは2024年9月29日から停止している
旧版はUSPSの国際サービスとしてGlobal Express Guaranteed(GXG)を 高価品向けの選択肢に挙げていました。USPSの国際郵便マニュアル(IMM)は、 210節と日本の国別条件の両方に「Global Express Guaranteed service is suspended as of September 29, 2024.」と明記しています。USPS自身の国別サービス検索で日本を引いても、返ってくるのは Priority Mail Express International・Priority Mail International・First-Class International の 3区分だけで、GXGの行は1つも出てきません(2026年9月13日確認)。 旧版が書いていた提携先についても、IMMのGXG章に該当する社名は出てきません。
出典:IMM 211 Description and Physical Characteristics/IMM Japan(Global Express Guaranteed 210)
✈️ UPS・FedExの公表小売運賃(アメリカ本土48州→日本)
UPSとFedExは、契約のない利用者が窓口で払う小売運賃の表を自分で公開しています。 UPSの世界ゾーン表で日本はWorldwide Express / Express Plus が zone 913、 Worldwide Saver が zone 413、Worldwide Expedited が zone 613/643。 FedExの小売レート表で日本はzone G(同じ表に「For shipments to: Japan / Korea, South」と 書かれています)。下の金額はその列を読み出したものです。
| サービス | 1ポンド | 5ポンド(2kg相当) | 公表所要日数 |
|---|---|---|---|
| UPS Worldwide Express(zone 913) | $137.27 | $261.58 | アジアは2〜3営業日 |
| UPS Worldwide Saver(zone 413) | $132.40 | $252.82 | アジアは2〜3営業日 |
| UPS Worldwide Expedited(zone 613/643) | $122.61 | $229.70 | アジアは4〜5営業日 |
| FedEx International First(zone G) | $189.64 | $339.17 | 公式レート表に日数の記載なし |
| FedEx International Priority Express(zone G) | $149.64 | $299.17 | 公式レート表に日数の記載なし |
| FedEx International Priority(zone G) | $142.39 | $284.66 | 公式レート表に日数の記載なし |
| FedEx International Economy(zone G) | $129.01 | $233.57 | 公式レート表に日数の記載なし |
| FedEx International Connect Plus(zone G) | $117.19 | $212.19 | 公式レート表に日数の記載なし |
- • UPSの小売運賃は「door-to-door delivery with routine, in-house customs clearance by UPS Customs Brokerage」を含むと明記されています。
- • UPS Worldwide Express Plus は、Worldwide Express の料金に$40.00を加算します(UPSの表記そのまま)。
- • 上の表に燃油サーチャージは含まれていません。UPSもFedExも別途、週単位で改定する率を公表しています。FedExは2026年6月22日から国際向けの表を改定しました。
- • FedExは2026年9月21日から、米国発国際便のDemand Surchargeと「Demand — Non-standard shipments」の各手数料を国際小包にも適用すると告知しています。
- • 重量は実重量ではなく容積重量(dimensional weight)で決まることがあります。軽くて大きい箱は実重量より高い重量で課金されます。
旧版の誤りの大きさ。旧版は同じ2kgに対して、UPS Worldwide Expeditedと FedEx International Economyの「目安」を、出典なしの幅で載せていました。 公表小売運賃はそれぞれ$229.70と$233.57です。 旧版が上限として示していた金額は、この公表小売運賃の約57%と約47%にしか達しておらず、 しかもこれは燃油サーチャージを足す前の金額です。
出典:UPS Retail Rates(2026 UPS Rate & Service Guide, Retail Rates, Updated September 7, 2026)/FedEx rate changes(2026 FedEx Retail Rates: U.S. export、2026年1月5日実施・4月20日更新)
🇺🇸 USPS国内便の公式料金
アメリカ国内の小包でいちばん安いのは、2023年にFirst-Class PackageとRetail Groundを 置き換えたUSPS Ground Advantageです。旧版はこのサービスを1行も書いていませんでした。
| サービス | 窓口価格(下限) |
|---|---|
| USPS Ground Advantage(小包の基本) | $7.90〜 |
| First-Class Mail(定形封筒の切手) | $0.82〜 |
| ハガキ用切手 | $0.65〜 |
| 正方形・大判・変形の封筒 | $1.31〜 |
| Priority Mail | $11.00〜 |
| Priority Mail Express | $35.65〜 |
| Media Mail(本・CD・DVD等、国内のみ) | $4.39〜(1ポンド) |
| Global Forever(海外あての手紙) | $1.75〜 |
- • Media Mailの公式表は1ポンド$4.39、2ポンド$5.13、3ポンド$5.86、5ポンド$7.34、10ポンド$11.02。国際便には使えません。
- • 日本あての手紙(First-Class Mail International、日本はPrice Group 3)は1オンスまで$1.75、2オンス$3.50、3オンス$5.25、3.5オンス$5.75。ハガキは$1.75。上限は手紙・ハガキが3.5オンス、大型封筒が15.994オンス。
- • 比較用:UPSの公表小売運賃でUPS Ground国内1ポンドはzone 2で$14.12、zone 8で$16.96。小さい荷物ならUSPS Ground Advantageのほうが安いことが多いです。
💵 $800免税は郵便では停止中
日本の家族に何か送ってもらうとき、長年の常識だった 「申告額$800以下なら関税はかからない」は、国際郵便では成り立ちません。 19 CFR 145.31(b)は、19 U.S.C. 1321(a)(2)(C)の少額免税(de minimis)を国際郵便網で到着する物品について無期限に停止しています。 停止を解除するときは官報(Federal Register)で告知するとも書かれています。
- • 根拠と日付:CBPの暫定最終規則 91 FR 37801(2026年6月24日公布)。 §145.31の改正は2026年6月24日、規則の残りは2026年7月24日施行。 2026年9月10日版のeCFRにも停止条項が載っています。
- • 停止されていない免税が2つあります。外国の個人から米国の個人への$100以下の正規の贈り物(19 U.S.C. 1321(a)(2)(A)、 特定の島嶼領からは$200)と、入国者が携帯する$200以下の身辺・家庭用品(同(B))。 CBPはこの2つを今回の規則で停止しないと明記しています。
- • 郵便の新しい簡易通関:課税価格$2,500以下で、HTSUS第1〜97類のみに分類される貨物が対象。 AD/CVD対象、第98・99類の適用を受けるもの、政府機関(PGA)要件のあるもの、 自由貿易協定や第98類の無税適用を申し立てるものは、正式な通関手続になります。
- • UPS・FedEx等の非郵便ルートも停止中です(同じ2026年6月24日付の別規則)。 さらにFedExは2026年7月20日から、立替払いに対するDisbursement Feeを 「$15または2%のいずれか高い方」から「$17.50または2.5%のいずれか高い方」へ引き上げました。 関税が発生する前提になった今、この手数料は毎回の固定費として効いてきます。
- • 日本郵便側の必須要件:米国あての郵便物は通関電子データ送信が「必須」です (日本郵便の国別条件表)。
出典:Indefinite Suspension of the De Minimis Exemption for Mail Shipments(91 FR 37801)/19 CFR 145.31/FedEx rate changes
🇯🇵 日本側の通関 — 1万円と20万円の2つの境目
課税価格1万円以下は免税。ただしTシャツと革靴は別
課税価格の合計が1万円以下の物品は、関税と消費税が免税されます(関税定率法第14条第18号)。 ただし酒税・たばこ税など消費税以外の内国消費税は免税になりません。 そして税関は「関税を免税しない物品」を別に定めていて、主なものは革製のカバン・ハンドバッグ・手袋等、編物製衣類(Tシャツ・セーター等)、 スキー靴、革靴および本底が革製の履物類です(関税定率法施行令第16条の3)。 いちばん送られがちなTシャツとスニーカー系が、1万円以下でも免税の枠外にあります。
ただし税関は、この「免税しない物品」であっても個人的使用に供されると認められる贈与品で課税価格が1万円以下のものは免税となるものもあるとしています。
判定は郵便物では1つの包装ごと。ただし同一差出人から同一名宛人に同一時期に 分散して郵送されたもの(重量制限で分けた場合など)は合算されます。
課税価格20万円を超えると、自分で輸入申告することになる
- • 課税価格20万円以下:信書を除きすべてが税関検査の対象で、検査は 税関の外郵出張所等が置かれた日本郵便の郵便局で行われます。税金がかからなければそのまま配達。
- • 税金の合計が1万円以下(または1万円超30万円以下で名宛人が配達を希望する場合):「国際郵便物課税通知書(様式C-5060)」と納付書とともに郵便物が直接配達され、 その場で日本郵便に納付を委託すれば、税額+日本郵便の取扱手数料を払って受け取れます。
- • それ以外:課税通知書だけが届き、郵便物と納付書は配達されません。 通知書に押印された郵便局へ行って納付書を受け取り、銀行または郵便局の貯金窓口で納付します(別途取扱手数料)。
- • 課税価格20万円超:原則として、郵便物が保管されている保税地域を管轄する税関(外郵出張所等)へ輸入(納税)申告が必要です。日本郵便や通関業者に依頼するか、自分で申告します。 ただしギフトなどで価格が判らない場合は20万円以下と同じ手続になります。
- • 税関から「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ(様式C-5081)」というハガキが来ることがあります。 この場合は求められた書類を外郵出張所へ郵送・持参するか、電話で連絡します。
薬・化粧品・サプリの数量は品目ごとに決まっている
医薬品医療機器等法により、輸入確認証なしで個人が自分用に輸入できる範囲は次のとおりです。 旧版は処方薬とビタミン剤しか書いていませんでした。
- • 外用剤(毒薬・劇薬・処方せん薬・バッカル錠・トローチ剤・坐剤を除く):標準サイズで1品目24個以内
- • 毒薬・劇薬・処方せん薬:用法用量からみて1か月分以内
- • それ以外の医薬品・医薬部外品(ビタミン剤・サプリ等):用法用量からみて2か月分以内
- • 化粧品:標準サイズで1品目24個以内
- • 使い捨てコンタクトレンズ:2か月分以内
- • 家庭用医療機器:最小単位(1セット)。医家向け医療機器は個人輸入不可
これを超える場合は、事前に地方厚生局へ輸入確認申請をして輸入確認証の交付を受け、 輸入申告時に提示します。自己判断で使うと重大な健康被害のおそれがある医薬品は、数量にかかわらず医師の処方が確認できない限り個人輸入が認められません。 石けん・シャンプー・歯磨き類・染毛剤・浴用剤も医薬部外品または化粧品に該当します。
出典:税関カスタムスアンサー1006(1万円以下の免税)/6101(国際郵便物の通関手続)/1806(医薬品・化粧品等の個人輸入)
⚠️ 送れないもの・条件付きのもの
肉が入っていたら、お菓子でも検疫対象
動物検疫所は指定検疫物の例としてジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコン、肉まん、 肉製品を使用したお菓子を名指ししています。加工してある肉製品も対象です。 輸入が禁止・停止されていない地域のものであっても、輸出国政府機関(米国ならUSDA)発行の検査証明書が添付されていないものは 日本へ持ち込めません。贈り物・個人消費用でも証明書は必要です。 USPSも日本向けの公式条件に「Meat products are prohibited unless accompanied by an inspection certificate issued by the U.S. Department of Agriculture」と書いています。
動物検疫所は、国際郵便物を使って違法に畜産物を輸入したとして複数名が逮捕され、 刑事罰が確定した事例を公開しており、悪質であれば警察に通報するとしています。 「没収されるだけ」ではありません。
送る側にも手続があります。外装に動物検疫の対象が含まれている旨を明示し、 検査証明書を同封して小形包装物か小包郵便物で送ります。 受け取った郵便物の外装に動物検疫所の「検疫済」表示がない場合は、 速やかに動物検疫所へ届け出てください。
チーズ・バターは「郵便なら検疫対象、別送品なら対象外」
家畜伝染病予防法施行規則第45条(2026年7月1日改正)の指定検疫物には、 偶蹄類の動物や馬などに由来する生乳、乳等(乳、脱脂乳、クリーム、バター、チーズ、 れん乳、粉乳その他乳を主要原料とする物)が含まれます。 ただし条文には「携帯品(別送品を含む。)として輸入及び輸出されるものを除く」という除外があります。つまり手荷物で持ち込む、あるいは帰国時の別送品として申告して送る場合は 動物検疫の対象外で、ふつうの郵便小包として送る場合は対象です。 旧版は両方をまとめて「検疫対象」と書いていました。
刃物は「一切だめ」ではない — USPSが書いている範囲
USPSの日本向け禁制品リストに挙がっているのは、弾薬、銃器(拳銃・ピストル・機関銃・ライフル)と その部品・付属品、そして短剣(daggers)、刀剣(swords)、槍(spears)、 飛び出しナイフ(switch blade knives)などの武器です。これらは適切な団体あてで、かつ 受取人が居住する都道府県の公安委員会等から事前に許可を得ている場合を除き日本へ輸入できません。旧版の「ナイフを含む一切の刃物」という書き方は、 USPSが公開している範囲より広すぎました。
同じリストにはホバーボード/ジャイロボード、感染性物質、 特許権・実用新案権・意匠権・商標権・著作権・著作隣接権・回路配置利用権を侵害する物品、 麻薬・向精神薬、放射性物質も入っています。ホバーボードは旧版に1行もありませんでした。
植物・種子は「小包か小形包装物のみ」
USPSの日本向け条件では、植物は小包(parcels)と小形包装物(small packets)に限られ、 原産国政府(米国発ならUSDA)発行の植物検疫証明書(phytosanitary certificate)がなければ 禁止されます。書類がない物品は日本の法令により廃棄され得ます。 外装には「Contains plants」「Requires plant inspection」「Plants」「Plant seeds」 などの記載が推奨されています。
貴重品は送れるサービスが2つだけ
硬貨、紙幣、持参人払の有価証券、トラベラーズチェック、加工の有無を問わないプラチナ・金・銀、 宝石、ジュエリーその他の貴重品は、書留(Registered Mail)を付けたFirst-Class Package International Service、 または保険を付けたPriority Mail International小包でしか送れません。 また米国$1,600を超える物品にはsales invoiceが必要で、外装に貼付するか、 PS Form 2976-Eのビニール封筒に税関告知書と同封します(告知書が外から見えるように)。
税関告知書の名称(旧版は違う名前を書いていました)
USPSの日本向け条件で求められている書類は、First-Class Package International Service → PS Form 2976、Priority Mail International → PS Form 2976-A を PS Form 2976-E(ビニール封筒)に入れる、First-Class Mail International(手紙・ハガキ) → 原則不要です。 旧版が案内していた名称では、USPSのサイトや窓口で探しても見つかりません。USPSのオンラインで事前に作成できます。
USPSで「どの国にも送れない」もの(国別ではなく全世界共通)
USPSは行き先を問わず米国から送れない品目を一覧で公開しています。 日本向けの禁制品リストとは別枠なので、国別条件を調べる前にこちらを見てください。
エアゾール類、エアバッグ、アルコール飲料、弾薬、紙巻たばこ、 ドライアイス、爆発物、ガソリン、ヘンプ由来製品(CBDを含む)、 大麻(医療用を含む)、水銀(液体水銀および水銀蒸気。古い体温計・気圧計・蛍光灯を含む)、マニキュア、アルコールを含む香水、毒物。
リチウム電池は「禁止」ではなく「条件付き」です。USPSの規定では、使用する機器に正しく取り付けられたリチウム電池のみ国際郵便で送れます (行き先国が受け入れている場合)。機器と一緒に同梱する形や、電池だけを送る形は対象外です。 接着剤も多くが引火性・可燃性のため国際郵便では送れません。遺灰はPriority Mail Express Internationalと所定の税関書類、密封された骨壺+USPSのCremated Remains Kitが必須です。
詳細はUSPSのInternational Shipping Restrictionsと、日本郵便の米国向け国際郵便条件表で確認してください。
出典:動物検疫所「国際郵便でも肉製品等の持ち込みは制限されています」/検査が必要な物(指定検疫物等)/IMM Japan(Prohibitions / Restrictions / Observations)
🗾 日本から送る場合(米国は第4地帯)
一時帰国のときなどに日本から送る場合の料金です。日本郵便の料金表で米国(グアム等海外領土を含む)は第4地帯にあたります。 旧版は第2地帯の安い数字を載せていたため、実額の半分前後になっていました。
| 発送手段 | 1kgまで | 2kgまで | 米国への差出可否 |
|---|---|---|---|
| EMS(国際スピード郵便) | ¥5,300 | ¥7,900 | △:一部差出可能 |
| 国際小包 航空便 | ¥4,200 | ¥6,700 | △:一部差出可能 |
| 国際小包 船便 | ¥2,600 | ¥3,300 | △:一部差出可能 |
| 国際小包 エコノミー航空(SAL)便 | (料金表には¥2,900と掲載) | (料金表には¥4,100と掲載) | ✕:差出不可 |
EMSは500gまで¥3,900から。5kgで¥15,100、10kgで¥27,100、30kgで¥75,100。 航空小包は5kg ¥14,200、10kg ¥26,700。船便は5kg ¥5,400、10kg ¥8,900、20kg ¥14,900。 航空小包には特別追加料金が含まれています。
SAL便は「一部停止」ではなく、全面停止です
日本郵便の米国向け国際郵便条件表(2026年9月13日確認)は、冒頭に「現在、SAL扱いの郵便物の引受けは全面的に停止しています。」と書き、 差出可否表でも通常郵便物・小包郵便物ともSAL扱いを「✕:差出不可」としています。 旧版は「一部路線で停止が続いています」としていましたが、米国向けについては全面停止です。
同時に、日本郵便自身が矛盾した情報を出しています。同社の「料金表(国際小包:第4地帯)」は、第4地帯=米国と明記したうえでSAL便の料金表を1kg〜30kgまで掲載し続けています(1kg ¥2,900、2kg ¥4,100)。注記は「取り扱い国に制限があります」だけです。 料金表だけを見ると使えるように読めますが、差出可否は✕です。 上の表でSAL便の料金を括弧付きにしたのはこのためです。この食い違いは2026年9月13日時点の状態なので、 実際に出す前に国別条件表を再確認してください。
航空扱い・船便扱い・EMSはいずれも「△:一部差出可能」で、 米国あては通関電子データ送信が必須です。
🚢 帰国時の別送品(ヤマト運輸USA)
旧版はヤマト運輸USAの公式サイトとして存在しないドメインをリンクしていました(2026年9月13日、DNSにAレコードがなく名前解決できません)。 拠点としてTorranceの番地とGardenaを、連絡先として1つの電話番号を挙げていましたが、 いずれも同社の公式な拠点一覧には載っていません。価格も「箱1つあたり$〜」という形で 書いていましたが、同社はその売り方をしていません。以下は公式サイトから取り直した内容です。
公式サイトとLA周辺の自社拠点
- • 公式サイト:yamatoamerica.com(個人向けは `/cs/`)
- • LOS ANGELES 2 / 本社:1055 W. Victoria Street, Compton, CA 90220 — 424-529-5000(本社)/310-885-5630(国際宅急便)
- • LOS ANGELES 1:21136 S. Wilmington Ave Unit 100, Carson, CA 90810 — 310-338-1400(フォワーディング)/310-885-5400(引越)
- • 公式の拠点一覧にGardenaの拠点はありません。
別送品を扱うLA周辺の窓口は、自社拠点ではなく取扱店
同社の拠点検索データには窓口ごとに扱えるサービスの区分が入っており、ComptonとCarsonの2つの自社拠点は別送品の扱いが「なし」です。 カリフォルニアで別送品を扱うと登録されているのは次の窓口です(2026年9月13日時点)。
- • IACE Travel - South Bay:3655 Torrance Blvd. Suite 230, Torrance — 310-445-0064
- • Lecs USA:1410 Boyd Street, Los Angeles — 323-266-3333 / 213-537-0829
- • Mitsuwa Marketplace - Santa Monica:3760 South Centinela Ave — 310-398-2113
- • Mitsuwa Marketplace - Costa Mesa:665 Paularino Avenue — 714-557-6699
- • Mitsuwa Marketplace - San Gabriel:515 W. Las Tunas Dr. — 626-457-2899
- • (参考)San Diego Satellite:8940 Activity Rd., Suite A — 858-586-0750
最新の一覧は公式の支店・取扱店ページで確認してください。
料金は「箱1つあたり」ではなく、箱数の帯で決まる
海外引越の単身プラン(Sea/Air)はミニマム・スモール・レギュラー・エクストラの 4区分で、それぞれ小1〜10箱(大1〜5箱)/小11〜20箱/小21〜30箱/小31〜40箱に対応します (大1箱=小2箱)。金額は州と担当支店を選んだあとに表示される仕組みで、 サイト上に固定の一覧はありません。箱はクロネコヤマトが用意し、大は46×66×33cm、小は46×33×33cm、いずれも1箱25kgまで。 Airは合計重量の上限もあり、ミニマム125kg/スモール250kg/レギュラー375kg/エクストラ500kgです。
単身プランAirには「1年以上の滞在を示す公的書面」が必要
公式の注意事項に、日本の輸入手続に際して「米国、カナダでの合法的滞在期間が1年以上あった事を 示す公的書面」が必要と明記されています。短期滞在からの帰国では満たせない条件で、 旧版はこれに触れていませんでした。申込時に$100がカード決済され、 お届けは帰国後7〜10日程度(旧版は5〜10日としていました)。日本入国時に別送品申告の手続きが必要です。
Airで輸入が規制されるものとして公式に挙がっているのは、お酒・たばこ、1品目25個以上の化粧品、2か月分を超えるビタミン・サプリメント・医薬品、使い捨てコンタクトレンズ(2か月分まで)、 1品目25個以上の医薬部外品、種類や形状を問わず全ての食品、 DVD・CD・ビデオ・USBメモリなどの映像を含むメディア、マニキュア・除光液などの可燃物(Seaなら可)。 該当物を入れると通関・配達の遅延や検査料が発生します。
旧版から削除した事業者
旧版は日系の転送サービスとして3社を挙げ、うち1社には箱単位の価格まで書いていましたが、その事業者名のドメインは名前解決できず、存在を確認できませんでしたので削除しました。 日本通運(Nippon Express U.S.A.)については、公式サイトの拠点一覧がJavaScriptでしか 描画されないため、旧版が書いていた事務所所在地を当方では確認できませんでした。 サービスの窓口は公式のOverseas Relocation Serviceです。OCS America(ocsworld.com)は実在しますが、自社サイトで訴求しているのは法人・eコマース・出版物流であり、 旧版が書いていた個人向けの日数は出典を示せないため削除しました。
📬 PO Boxは月額ではない
USPSはPO Boxを月額で売っていません。支払期間は3か月・6か月・12か月の3種類だけで、3か月を選ぶと自動更新への登録が必須(解除不可)です。6か月・12か月なら自動更新を外せます。 料金は郵便局ごとのfee groupで決まるため、全国一律の金額は存在しません。
| 区分 | Size 1(XS) | Size 5(XL) |
|---|---|---|
| 市場支配的局・3か月 | $21〜$50 | $96〜$339 |
| 市場支配的局・6か月 | $31〜$81 | $156〜$553 |
| 競争的局・6か月 | $80〜$170 | $270〜$677 |
- • 月割りにすると、最安の3か月Size 1で約$7.00/月、最高の競争的局6か月Size 5で約$112.83/月。旧版は月額の幅をひとつ載せていましたが、USPSに月額という売り方が存在しないうえ、その下限は最安の月割りの3倍近く、上限は最高の月割りの半分にも届いていませんでした。
- • 箱のサイズ:Size 1は3×5.5インチ(手紙10〜15通)、Size 3は5.5×11インチ、Size 5は12×22.5インチ。多くのPO Boxの奥行きは14.75インチです。
- • 別料金:鍵のデポジット$6.00、鍵の複製・再発行$14.00、利用者都合の錠交換$30.00。
- • 申込:オンライン申請後、30日以内に印刷した申請書と米国の身分証2点を窓口へ持参します(窓口申請はPS Form 1093)。
- • Street Addressingに対応する局では、Amazon・DHL・FedEx・UPSの荷物も受け取れる住所が使えます(提供状況と制限あり)。対応していない局では、UPS・FedExの荷物はPO Boxに配達されません。
- • Informed Deliveryは無料で、届く手紙サイズの郵便物の画像を事前に確認できます。
✍️ 住所とラベルの書き方
🇺🇸 アメリカの住所フォーマット
Taro Yamada
1234 W Olympic Blvd, Apt 567
Los Angeles, CA 90015
- 🔹 1行目: 氏名(名→姓の順)
- 🔹 2行目: 番地 + 通り名 + 部屋番号(Apt / Unit / #)
- 🔹 3行目: 市名, 州の略称(CA) + ZIP Code(5桁 or 9桁)
- 🔹 通り名の略語: Blvd(Boulevard)、St(Street)、Ave(Avenue)、Dr(Drive)、Ln(Lane)
- 🔹 方角: N(North)、S(South)、E(East)、W(West)
🇯🇵 日本への発送時の宛名の書き方
TO:
Hanako Suzuki
3-2-1 Shibuya, Shibuya-ku
Tokyo 150-0002
JAPAN
FROM:
Taro Yamada
1234 W Olympic Blvd, Apt 567
Los Angeles, CA 90015, USA
- 🔹 宛先住所はローマ字で記入
- 🔹 「JAPAN」を明記
- 🔹 郵便番号は「〒」なしで数字のみ(例: 150-0002)
- 🔹 差出人(FROM)は左上 or 裏面に記載
日本郵便がUSPS経由で出している3つのお願い
USPSの日本向け国別条件には、日本郵便からの依頼として次の3点が載っています。 どこにも書かれていないことが多い項目です。
- • ラベルは感熱紙以外(non-thermal paper)を使う
- • 宛先と差出人の住所は10ポイント以上の文字サイズを推奨
- • 郵便番号を必ず記載し、該当する場合は税関書類にも書く。ローマ字の郵便番号データは日本郵便のダウンロードページにあります
よくある質問
アメリカから日本へ一番安く荷物を送る方法は?
日本からアメリカに届いた荷物の関税はかかりますか?
USPSのPO Boxは月額いくらですか?
お菓子やインスタント食品を日本に送れますか?
Global Express Guaranteed(GXG)はまだ使えますか?
貴重品やブランド品を日本へ郵送できますか?
関連ページ
補足:訂正の記録
2026年9月13日 訂正
このページの旧版は、USPSの国内・国際料金、日本郵便のEMS・航空便・船便・SAL便の料金、UPS・FedExの国際料金、PO Boxの料金体系、ヤマト運輸USAの拠点・連絡先・公式サイト・箱単位の価格、アメリカ到着荷物の$800免税、日本への持込制限(刃物の範囲、乳製品の扱い)、税関申告書の名称、Amazon返品の手数料・クーポン・受取店舗について、 出典のない数字か、現在は成り立たない記述を載せていました。 とくに料金はすべて公式の下限を下回っており、最安として案内していたサービスは、同じ表に書いた重量では そもそも受け付けられません。該当箇所は各セクションで公式の値に置き換え、裏付けの取れなかった 事業者(1社)と連絡先は削除しました。Amazon返品の節は、手数料額・クーポン・受取可能店舗のいずれも 公式の出典を示せなかったため節ごと削除しています(返品の手順と条件は、Amazonの注文履歴画面に その注文の現在の条件が表示されます)。
最終更新: 2026年9月13日(USPS・UPS・FedEx・日本郵便の公式料金表、CBP/eCFR、税関、動物検疫所、ヤマト運輸USA公式サイトで再確認)


