📦

アメリカ郵便・宅配ガイド — 日本への荷物発送

アメリカでの郵便・宅配事情は日本と大きく異なります。 USPS(アメリカ郵便公社)を中心に、UPS、FedExなどの民間サービスも日常的に利用されています。 日本への荷物発送、PO Boxの活用、住所の書き方まで、LA在住の日本人が知っておくべきポイントを完全解説します。

🚚 アメリカの主要キャリア比較

USPS(United States Postal Service)

アメリカの郵便公社。日本の郵便局に相当する公的サービスで、手紙・小包からパスポート申請まで対応。 一般消費者の国内郵便・小型パッケージではもっともコスパが良い選択肢です。

  • 🔹 First-Class Mail: 手紙・書類 — $0.73(1oz以下、2026年)
  • 🔹 Priority Mail: 1〜3営業日 — $8.50〜(重量・距離で変動)
  • 🔹 Priority Mail Express: 翌日〜2日 — $28.75〜
  • 🔹 Media Mail: 書籍・DVDなど — $4.63〜(最安だが遅い、2〜8日)
  • 🔹 特徴: 土曜配達あり、PO Box配達可、USPS.comで集荷手配・切手印刷可能

UPS(United Parcel Service)

世界最大の民間宅配会社。大型・重量物の配送に強く、ビジネス利用が多いですが個人でも利用可能。

  • 🔹 UPS Ground: 1〜5営業日 — $10〜(コスパ重視)
  • 🔹 UPS 2nd Day Air: 2営業日 — $20〜
  • 🔹 UPS Next Day Air: 翌営業日 — $30〜
  • 🔹 特徴: 追跡精度が高い、UPS Storeで発送・受取可能、大型荷物に強い

FedEx

UPSと並ぶ民間大手。書類やビジネス荷物のエクスプレス配送が得意。国際便の選択肢も豊富。

  • 🔹 FedEx Ground: 1〜5営業日 — $10〜
  • 🔹 FedEx 2Day: 2営業日 — $18〜
  • 🔹 FedEx Overnight: 翌朝着 — $30〜
  • 🔹 特徴: FedEx Office(旧Kinko's)で印刷+発送可能、国際エクスプレスに強い

💡 使い分けのコツ: 手紙・書類・軽い荷物 → USPS、大型荷物・確実な追跡が必要 → UPS、 急ぎの書類・国際エクスプレス → FedEx。日常の通販受取はUSPS+UPSが大半です。

🇯🇵 日本への荷物発送方法

アメリカから日本へ荷物を送る方法は大きく分けて3つ:USPS(公的郵便)、民間キャリア(UPS/FedEx)、 日系転送サービス(ヤマト運輸USA等)です。荷物のサイズ・重さ・緊急度に応じて最適な方法が異なります。

📮 USPS国際便(もっとも一般的)

  • First-Class Package International: 4lbs以下の小包。$15〜$30。6〜10営業日。追跡あり
  • Priority Mail International: 中型荷物の定番。$40〜$80。6〜10営業日。$200までの保険込み
  • Priority Mail Express International: 最速。$50〜$100。3〜5営業日。$200の保険+追跡
  • Global Express Guaranteed(GXG): UPSとの提携、1〜3営業日。$70〜$150。高価品向け
  • • ⚠️ カスタムフォーム(税関申告書 CN22/CN23)の記入が必須。USPSサイトで事前作成可能

📦 UPS / FedEx 国際便

  • UPS Worldwide Express: 1〜3営業日。$80〜$200。ドアツードア、関税元払い可能
  • UPS Worldwide Expedited: 3〜5営業日。$60〜$150
  • FedEx International Priority: 1〜3営業日。$75〜$200。書類はさらに安い
  • FedEx International Economy: 5〜7営業日。$50〜$120
  • • 💡 大きい荷物(10kg以上)はUPS/FedExの方がUSPSより安くなる場合あり

🚢 日本の郵便サービスとの比較

日本側から送る場合(一時帰国時等)は日本郵便のサービスが利用でき、選択肢が豊富です:

  • EMS(国際スピード郵便): 2〜4日。500gで¥2,000、2kgで¥4,000。追跡・保険あり。最もバランスが良い
  • 航空便: 3〜6日。EMSより若干安い。2kgで¥2,700
  • SAL便(エコノミー航空): 2〜3週間。2kgで¥2,100。※2024年以降一部停止中、要確認
  • 船便: 1〜3ヶ月。2kgで¥1,560。引越し荷物など急がないものに
  • • ⚠️ SAL便は新型コロナ以降一部路線で停止が続いています。最新状況は日本郵便の公式サイトで確認を

💵 料金目安と所要日数(アメリカ→日本)

サービス料金目安(2kg)所要日数追跡
USPS First-Class Intl$20〜$307〜21日あり(限定的)
USPS Priority Mail Intl$45〜$706〜10日あり
USPS Priority Express Intl$55〜$903〜5日あり
UPS Worldwide Expedited$70〜$1303〜5日あり(詳細)
FedEx Intl Economy$60〜$1105〜7日あり(詳細)
ヤマト運輸USA(航空便)$55〜/箱5〜10日あり
ヤマト運輸USA(船便)$48〜/箱4〜6週間あり

※ 料金は2026年時点の目安です。実際の料金は重量・サイズ・発送元により変動します。

🚫 禁制品・送れないもの

⚠️ 禁制品を送ると荷物が没収・破棄されるだけでなく、罰金の対象になる場合があります。アメリカの輸出規制と日本の輸入規制の両方に注意が必要です。

🚫 航空便で送れないもの

  • • リチウムバッテリー(単体)— スマホ内蔵はOK、モバイルバッテリー単体はNG
  • • 引火性液体(香水、マニキュア、ライター用燃料)
  • • スプレー缶(ヘアスプレー、制汗剤等)
  • • 花火・火薬類
  • • 圧縮ガス

🇯🇵 日本への輸入が禁止・制限されるもの

  • 肉製品: ビーフジャーキー、ソーセージ、肉エキス入り加工品(カップ麺注意)
  • 乳製品: チーズ、バター(検疫対象)
  • 植物・種子: 検疫証明書がない果物、苗木、種子
  • 医薬品: 処方薬は数量制限あり(1ヶ月分まで)、ビタミン剤は2ヶ月分まで
  • ワシントン条約対象: 象牙、ワニ革製品、特定の木材
  • 銃器・刃物: ナイフ含む一切の刃物

💡 よく送るもので注意が必要なもの

  • お菓子・スナック: 基本OK。ただし肉エキス含有の加工品は注意
  • サプリメント: 2ヶ月分まで。医薬品成分を含むものは要確認
  • 化粧品: 液体でも少量ならOK(引火性成分に注意)
  • 衣類・雑貨: 基本的に問題なし。ブランド品は真贋チェックの可能性
  • 書籍・DVD: OK。USPS Media Mailは国内のみ(国際便では使えない)

📮 転送サービス(ヤマト運輸USA等)

引っ越し荷物やまとめて送りたい場合は、日系の転送サービスが便利です。 日本語対応、箱の提供、集荷サービスなど、日本人には使いやすいサービスが揃っています。

🐈‍⬛ ヤマト運輸USA(クロネコヤマト)

  • 別送品サービス: 帰国時の荷物をドアツードアで日本の自宅へ配送
  • 航空便: $55〜/箱(25kgまで)。5〜10日で到着
  • 船便: $48〜/箱(25kgまで)。4〜6週間
  • 集荷: LA近郊は自宅集荷OK(要予約)
  • 拠点: Torrance(21515 Western Ave)、Gardena
  • • 📞 電話: (310) 533-0600(日本語OK)
  • • 🌐 yamatotransportusa.com

🏔️ Nippon Express USA(日本通運)

  • • 大型の引越し荷物・家財に強い
  • • 見積もり制(荷物量による)。1〜5箱の少量から対応
  • • 航空便(1〜2週間)と船便(4〜8週間)を選択可能
  • • LA Office: El Segundo(日本語スタッフ常駐)
  • • 🌐 nipponexpress.com

📦 その他のサービス

  • OCS America: 書類・小荷物に強い日系宅配。翌日〜3日で日本へ
  • JAPA Pack(USPSベース): 日本語フォーム対応で手軽。$30〜/箱
  • 転送Japan・Buyee: 日本のネット通販をアメリカに転送(逆方向)

📬 PO Box・荷物の受け取り

📮 USPSのPO Box(私書箱)

  • • 郵便局内のロック付きボックスをレンタル
  • 料金: 月額$20〜$58(サイズ: XS〜XL、地域で変動)
  • 申込: USPS.comでオンライン申込 or 郵便局窓口
  • 必要なもの: 写真付きID 2点(運転免許+パスポート等)
  • • ⚠️ UPS・FedExの荷物はPO Boxには配達されない(住所が必要)
  • • 💡 一部の郵便局では「Street Addressing」対応 → UPS/FedExも受取可能

🏬 その他の受取方法

  • Amazon Locker: Whole Foods、セブンイレブン等に設置。無料で利用可能
  • Amazon Hub Counter: 提携店舗(Rite Aid等)で受取
  • UPS Store: 私書箱サービス(月額$15〜$40)。実住所として使用可能
  • Informed Delivery: USPSの無料サービス。届く郵便物の画像を毎朝メールで確認できる

💡 アメリカの郵便事情 — 日本との違い

  • • 玄関先に置き配(porch delivery)が基本。不在票ではなく置いていく
  • • 盗難(パーチパイレーツ)が社会問題。高額品はサイン要求設定を
  • • アパートの場合、ロビーのパッケージルームやロッカーに配達される
  • • 日曜日もAmazon配達あり(USPSがAmazon専用で日曜配達)
  • • 不要な郵便(ジャンクメール)が大量に届く。気にしなくてOK

✍️ アメリカの住所の書き方

🇺🇸 アメリカの住所フォーマット

Taro Yamada

1234 W Olympic Blvd, Apt 567

Los Angeles, CA 90015

  • 🔹 1行目: 氏名(名→姓の順)
  • 🔹 2行目: 番地 + 通り名 + 部屋番号(Apt / Unit / #)
  • 🔹 3行目: 市名, 州の略称(CA) + ZIP Code(5桁 or 9桁)
  • 🔹 通り名の略語: Blvd(Boulevard)、St(Street)、Ave(Avenue)、Dr(Drive)、Ln(Lane)
  • 🔹 方角: N(North)、S(South)、E(East)、W(West)

🇯🇵 日本への発送時の宛名の書き方

TO:

Hanako Suzuki

3-2-1 Shibuya, Shibuya-ku

Tokyo 150-0002

JAPAN

FROM:

Taro Yamada

1234 W Olympic Blvd, Apt 567

Los Angeles, CA 90015, USA

  • 🔹 宛先住所はローマ字で記入(日本の郵便局員が読める)
  • 🔹 「JAPAN」を大きく明記(国名がないと届かない)
  • 🔹 日本語で住所を併記するとさらに確実
  • 🔹 郵便番号は「〒」なしで数字のみ(例: 150-0002)
  • 🔹 差出人(FROM)は左上 or 裏面に記載

🔄 Amazon返品のやり方

1

Amazon.comにログイン → 「Your Orders」

返品したい注文の「Return or Replace Items」をクリック

2

返品理由を選択 → 返品方法を選ぶ

UPS Store、Whole Foods、Kohl's、Amazon Lockerなどからドロップオフ場所を選択

3

返品ラベルを印刷 or QRコードを取得

Whole Foods/Kohl'sなら箱も不要(QRコード見せるだけ)。UPSは梱包が必要

4

ドロップオフ場所に持ち込み

返金は通常3〜5営業日でクレジットカードまたはAmazonギフト残高に反映

💡 Tips:Amazon都合(不良品・誤配送)の返品は送料無料。自己都合は返品送料$5〜$10がリファンドから差し引かれます。 返品期限は通常30日間。ホリデーシーズン(11〜12月購入)は1月末まで延長されることが多いです。 Kohl'sでのAmazon返品は箱不要で最も楽 — 25%オフクーポンがもらえることも。

❓ よくある質問

アメリカから日本へ一番安く荷物を送る方法は?
もっとも安いのはUSPSの「First-Class Package International」で、4ポンド(約1.8kg)以下なら$15〜$30程度です。大きい荷物の場合はUSPSのPriority Mail International($40〜$80前後)が次に安い選択肢です。到着に2〜4週間かかりますが、コストを最優先するならSAL便(日本郵便経由・取扱終了中の場合あり)やヤマト運輸USAの船便($48〜/箱、1〜2ヶ月)も検討しましょう。
日本からアメリカに届いた荷物の関税はかかりますか?
アメリカに届く荷物は申告額が$800以下であれば関税免除(de minimis exemption)です。$800を超える場合は品目に応じた関税がかかります。逆にアメリカから日本へ送る場合、日本側の免税枠は1万円以下(個人使用目的は16,666円以下)で、超過分に消費税・関税がかかります。
USPSのPO Boxとは何ですか?自宅以外で受け取りたい場合は?
PO Box(私書箱)はUSPSの郵便局に設置された個人用ロックボックスで、月額$20〜$58(サイズにより異なる)でレンタルできます。自宅の郵便受けが小さい方やアパートで盗難が心配な方に便利です。また、Amazon Lockerやセキュリティの高いUPS Storeの住所を利用する方法もあります。
食品や日用品を日本に送れますか?
乾燥食品(お菓子、インスタント食品等)は基本的に送れますが、肉製品(ビーフジャーキー含む)、乳製品、生鮮食品は日本の検疫で禁止されています。また、アルコール、香水(引火性液体)、リチウムバッテリーは航空便で送れません。USPSの禁制品リストと日本税関の輸入禁止品目を事前に確認しましょう。
Amazon.comで買った商品を返品したいが、やり方は?
Amazon.comアカウントの「Your Orders」→「Return or Replace Items」から返品ラベルを印刷できます。多くの場合、UPSストアまたはWhole Foodsのドロップオフが指定されます。日本への返品はできないので注意。返品送料はAmazon都合なら無料、自己都合なら$5〜$10程度がリファンドから差し引かれます。Kohl'sの店舗でもAmazon返品を受け付けています。

📌 関連ページ

LP

LocoPlace 編集部

ロサンゼルス在住の日本人スタッフが、現地で実際に確認した情報をお届けしています。

最終更新: 2026年3月27日