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ロサンゼルス地震対策ガイド
カリフォルニアは日本と並ぶ地震大国。ロサンゼルスには複数の活断層が走り、 M7クラスの大地震がいつ起きてもおかしくありません。 日本での地震経験を活かしつつ、アメリカ特有の備えを解説します。
🗺️ LAの地震リスク
⚠️ 今後30年以内にM7.0以上の地震が発生する確率: 約60%(USGS推定)
主要な活断層
- 🔴 サンアンドレアス断層(San Andreas Fault)
全長約1,300km。M7.8〜8.0の「Big One」の震源になる可能性。 最後の大地震は1857年(M7.9 Fort Tejon地震)。 - 🟠 ニューポート・イングルウッド断層(Newport-Inglewood Fault)
LA市内を南北に走る。1933年ロングビーチ地震(M6.4、死者120名)の震源。 Inglewood、Torrance、Long Beach付近のリスクが高い。 - 🟠 ハリウッド断層(Hollywood Fault)
ハリウッド〜ビバリーヒルズ付近を東西に走る。M6.0〜6.7の直下型地震リスク。 - 🟡 サンタモニカ断層(Santa Monica Fault)
サンタモニカ〜ビバリーヒルズを横断。M6.0〜6.6のリスク。
LAの過去の主要地震
- 🔹 1994年 ノースリッジ地震: M6.7、死者57名、被害総額$200億。LA史上最大の被害
- 🔹 1987年 ウィッティア地震: M5.9、死者8名
- 🔹 1971年 シルマー地震: M6.6、死者65名。建築基準法改正のきっかけ
- 🔹 2025年1月 マリブ沖地震: M4.7。2025年は群発地震が増加傾向
🎒 防災グッズ・備蓄
非常持出袋(Go Bag)— 必須アイテム
- ✅ 飲料水: 1人あたり1ガロン(約3.8L)×3日分
- ✅ 非常食: 缶詰、プロテインバー、ドライフルーツ(3日分)
- ✅ 懐中電灯 + 予備電池
- ✅ 救急キット(バンドエイド、消毒液、常備薬)
- ✅ 笛(Whistle)— 瓦礫の下からの救助要請に
- ✅ 携帯電話充電器(ソーラー/手回し式推奨)
- ✅ 現金($100〜$200、小額紙幣で)— 停電時ATM使用不可
- ✅ 重要書類コピー(パスポート、ビザ、保険証、ID)
- ✅ ダストマスク・ゴーグル
- ✅ マルチツール・缶切り
💡 購入先
- • Amazon:「Earthquake Kit California」で検索。$50〜$150のセットが便利
- • Costco: 大容量の水・非常食をまとめ買い
- • REI: 高品質の防災・キャンプ用品
- • 日系スーパー(Mitsuwa等): カップ麺・レトルト食品の備蓄に
🏠 自宅の地震対策
家具の転倒防止
- 🔹 本棚・食器棚をFurniture Strapで壁に固定(Home Depotで$10〜$20)
- 🔹 テレビはAnti-Tip Strapで固定
- 🔹 食器棚に耐震ラッチ(Cabinet Latch)を取り付け
- 🔹 ベッドの上に重い物・額縁を飾らない
- 🔹 給湯器(Water Heater)をストラップで固定(CA法で義務)
ガス・電気の安全
- 🔹 ガスメーターの元栓の位置と閉め方を確認(レンチを近くに常備)
- 🔹 ブレーカーの位置を確認
- 🔹 Automatic Gas Shutoff Valveの設置を検討($200〜$400)
賃貸住居の耐震チェック
- 🔹 Soft Story Building(1階が駐車場の木造アパート)は耐震補強が必要。LA市は補強義務化済み。管理者に確認を
- 🔹 1970年代以前の建物は要注意(旧基準で建築)
- 🔹 賃貸契約時にSeismic Retrofit(耐震補強)の有無を確認
⚡ 地震発生時の行動
Drop · Cover · Hold On
1
DROP(しゃがむ)
まず四つん這いになる。転倒を防ぎ、移動しやすい姿勢に
2
COVER(隠れる)
丈夫な机やテーブルの下に。なければ壁際でうつ伏せ、頭と首を腕で守る
3
HOLD ON(動かない)
揺れが完全に収まるまで動かない。机の脚をしっかり掴む
揺れが収まった後
- 🔹 ガス漏れの臭いがしたら→元栓を閉めて屋外に避難、火を使わない
- 🔹 靴を履く(ガラスの破片対策)
- 🔹 建物の損傷を確認、危険なら屋外へ
- 🔹 余震に注意(本震の数分〜数日後に発生)
- 🔹 電話回線の混雑を避け、テキストメッセージで安否連絡
- 🔹 在ロサンゼルス日本国総領事館(📞 213-617-6700)に安否登録
🚫 やってはいけないこと: 揺れている最中にエレベーターを使う / 慌てて外に飛び出す(落下物の危険) / ガス臭がする場所でライター・マッチを使う / 損傷した建物に戻る
🛡️ 地震保険
California Earthquake Authority(CEA)
カリフォルニア州公認の地震保険プログラム。通常の住宅保険に地震被害は含まれないため、 別途加入が必要です。
💰 持ち家: $800〜$3,000/年
💰 賃貸: $30〜$100/年
📋 免責額: 物件価値の5〜25%
🏠 補償: 建物修復・家財・仮住居費
💡 加入のポイント
- • 賃貸でも加入推奨: 年間$30〜$100で家財を守れる
- • 免責額(Deductible)が高い点に注意。小規模被害は自己負担
- • 既存の保険会社(State Farm、Allstate等)経由で加入可能
- • CEA公式サイトで保険料の見積もりが可能
📱 防災アプリ・情報源
必須アプリ
- 📱 MyShake(無料)
UC Berkeley開発。ShakeAlert対応で地震早期警報を受信。 揺れる数秒前にアラートが届く。CA在住者は必ずインストール。 - 📱 FEMA App(無料)
連邦緊急事態管理庁の公式アプリ。災害アラート、避難所マップ、防災チェックリスト。 - 📱 NotifyLA
LA市の緊急通知サービス。NotifyLA.orgでメール・SMS登録。
緊急連絡先
- 🚨 緊急通報: 911(警察・消防・救急)
- 🏥 非緊急: 311(LA市の一般相談)
- 🇯🇵 在ロサンゼルス日本国総領事館: 213-617-6700
- 🇯🇵 外務省 海外安全ホットライン: +81-3-3580-3311
- ⛽ ガス漏れ通報(SoCalGas): 1-800-427-2200
- ⚡ 停電報告(LADWP): 1-800-342-5397
❓ よくある質問
LAで大地震が起きる確率はどのくらいですか?
USGS(米国地質調査所)の予測では、南カリフォルニアで今後30年以内にM7.0以上の地震が発生する確率は約60%とされています。サンアンドレアス断層を中心に複数の活断層が存在し、地震リスクは日本と同様に高い地域です。
地震保険は加入すべきですか?
カリフォルニアでは通常の住宅保険(Homeowners/Renters Insurance)に地震被害は含まれません。別途California Earthquake Authority(CEA)の地震保険に加入する必要があります。年間保険料は$800〜$3,000(物件による)。免責額が高い(15〜25%)ため注意。賃貸でもRenters Earthquake Insuranceが年間$30〜$100程度で加入可能です。
ShakeAlertとは何ですか?
ShakeAlertはUSGSが開発した地震早期警報システムです。カリフォルニア州ではMyShake(無料アプリ)やWireless Emergency Alerts経由で、揺れが届く数秒〜数十秒前にスマホに警報が届きます。日本の緊急地震速報と同様のシステムです。
地震発生時にまずすべきことは?
Drop(しゃがむ)、Cover(机の下に隠れる)、Hold On(動かない)の3ステップが基本です。日本式の「机の下に隠れる」と同じ考え方です。揺れが収まるまで動かず、ガラスや棚から離れてください。屋外にいる場合は建物から離れ、開けた場所に移動します。
日本とLAの地震の違いは何ですか?
建築基準は両国とも厳しいですが、LAでは木造住宅が多く、1970年代以前の建物は耐震補強が不十分な場合があります。また、日本のように地震速報・避難所のインフラが整っていないため、自助(Self-Reliance)の意識が重要です。
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LP
LocoPlace 編集部
ロサンゼルス在住の日本人スタッフが、現地で実際に確認した情報をお届けしています。
最終更新: 2026年3月27日