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看護師・介護士ガイド — 資格認定・求人情報

アメリカでは看護師の需要が非常に高く、特にカリフォルニア州は全米で最も給与水準が高い州の一つ。 日本の看護師経験を活かしてアメリカで働くための資格認定プロセス、 試験対策、日系医療施設の求人情報をまとめました。

📜 資格の種類

RN(Registered Nurse / 正看護師)

アメリカの正看護師。投薬、点滴、患者アセスメント、医師との連携など、 日本の看護師とほぼ同等の業務範囲。BSN(看護学士)またはADN(準学士)+ NCLEX-RN合格が必要。 CA州のRN平均年収は$124,000(全米最高水準)。

LVN(Licensed Vocational Nurse / 准看護師)

RNの監督下で働く准看護師。バイタルサイン測定、服薬管理、傷の処置などが主な業務。 12〜18ヶ月のプログラム + NCLEX-PN合格で取得。年収$55,000〜$70,000。 RNへのステップアップも可能(LVN-to-RN Bridgeプログラム)。

CNA(Certified Nursing Assistant / 介護士)

入浴・食事・移動の介助、バイタルサイン測定などの基本ケア。 150時間のトレーニング + 州試験で最短6週間で取得可能。 年収$35,000〜$45,000。看護師への足がかりとして最適。

HHA(Home Health Aide / 在宅ヘルパー)

在宅での介護・生活支援。CA州では75時間のトレーニングで認定。 日系高齢者向けの在宅ケアでは日本語スキルが重宝されます。時給$16〜$22。

🎓 日本の看護師 → CA州RN認定プロセス

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書類準備(2〜3ヶ月)

日本の看護学校の成績証明書を英訳し、CGFNS(Commission on Graduates of Foreign Nursing Schools)または学校に直接依頼。卒業証明書、看護師免許証のコピー(公証済み)も準備。

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BRN(Board of Registered Nursing)に申請(審査6〜12ヶ月)

CA州BRNに書類を提出し、日本の教育課程がCA州の要件を満たすか審査。不足単位がある場合は補完教育(Supplemental courses)を求められることもあります。申請料$100。

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NCLEX-RN受験(準備6ヶ月〜1年)

BRN承認後にNCLEX-RN(コンピューター適応試験)を受験。受験料$200。試験会場はPearson VUE(LA近郊に複数箇所)。Kaplan、UWorld、Saunders等の問題集で対策。

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ライセンス取得・就職

合格後2〜4週間でRNライセンス発行。病院、クリニック、在宅看護など多様な就職先があります。

⚠️ ビザに注意: 看護師として就労するにはH-1B(専門職ビザ)、EB-3(雇用ベース永住権)、 またはTN(USMCA対象国のみ・日本は非対象)が必要です。多くの病院がRN向けにEB-3のスポンサーを提供しています。 プロセスに1〜3年かかるため、早めの計画が重要です。

👩‍⚕️ CNA(介護士)の取得

  • 🔹 期間: 6〜12週間(150時間以上のトレーニング)
  • 🔹 費用: $1,000〜$3,000(コミュニティカレッジなら低コスト)
  • 🔹 内容: 基本介護技術、感染管理、コミュニケーション、臨床実習
  • 🔹 試験: 筆記(60問)+ 実技(5スキルのデモンストレーション)
  • 🔹 受講場所: Red Cross、コミュニティカレッジ(LA City College等)、私立の介護スクール
  • 🔹 メリット: 短期間で取得可能、看護師へのステップアップに有利、日系施設で需要高い

💰 給与相場(CA州・2026年)

資格時給年収備考
RN(病院)$50〜$75$104,000〜$156,000夜勤手当あり
RN(クリニック)$40〜$55$83,000〜$114,000土日休み多い
Travel Nurse$60〜$100$125,000〜$200,000+短期契約・住居手当
LVN$28〜$38$58,000〜$79,000老人ホームに多い
CNA$18〜$24$37,000〜$50,000入門レベル
HHA$16〜$22$33,000〜$46,000在宅ケア

※ CA州は全米で最も看護師の給与水準が高い州です。

🏥 日系医療施設・求人情報

日系老人ホーム・介護施設

  • 🏠 Sakura Intermediate Care Facility(Boyle Heights): 日系高齢者向け。日本語環境。CNA・LVN募集あり
  • 🏠 Nikkei Senior Gardens(Arleta): 日系コミュニティ運営の介護施設。日本語スタッフ常駐
  • 🏠 South Bay Keiro Nursing Home(Gardena): ガーデナの日系老人ホーム。日本食の食事提供。CNA $18〜$22/時間

日系クリニック・病院

  • 🏥 Japanese Medical Group(Torrance): 日本語対応の総合クリニック。看護師・MA募集
  • 🏥 Little Tokyo Service Center: コミュニティヘルス。バイリンガルスタッフ歓迎
  • 🏥 Providence Little Company of Mary(Torrance): 大規模病院。日本語対応スタッフ配置あり

求人の探し方

  • 🔹 Indeed: 「Japanese nurse Los Angeles」「bilingual CNA」で検索
  • 🔹 びびなび: 日系看護師・介護士の求人掲載多数
  • 🔹 NursingJobs.com: 看護師専門の求人サイト
  • 🔹 HRAIT: 日系人材紹介。公式サイト

❓ よくある質問

日本の看護師資格でアメリカで働けますか?
日本の看護師免許はそのまま使えません。カリフォルニア州Board of Registered Nursing(BRN)に書類審査を申請し、承認後にNCLEX-RN(看護師国家試験)に合格する必要があります。書類審査には日本の看護学校の成績証明書(英訳・公証済み)、免許証のコピー等が必要で、審査に6〜12ヶ月かかります。
NCLEX試験は英語だけですか?
はい、NCLEXは英語のみで実施されます。75〜145問の適応型試験(CAT)で、合格基準は受験者の回答パターンによって判定されます。日本人受験者の合格率は初回で約50〜60%と言われており、Kaplan、UWorldなどの問題集で6ヶ月〜1年の準備が推奨されます。
CNA(介護士)のライセンスはどのくらいで取れますか?
CNA(Certified Nursing Assistant)は、州認可のトレーニングプログラム(150時間以上、約6〜12週間)を修了し、州試験(筆記+実技)に合格すれば取得できます。費用は$1,000〜$3,000程度。コミュニティカレッジや赤十字で受講可能です。看護師への足がかりとして取得する方も多いです。
日系の医療施設で働くメリットは?
日系老人ホームやクリニックでは日本語が通じる環境で働けるため、英語に不安がある方でも安心です。Keiro(旧 敬老)関連施設、日系クリニックなどが代表例。給与は一般的な施設と同水準(RN: $45〜$65/時間)ですが、日本語バイリンガル手当($1〜$3/時間追加)がつく場合もあります。

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LocoPlace 編集部

ロサンゼルス在住の日本人スタッフが、現地で実際に確認した情報をお届けしています。

最終更新: 2026年3月27日