浅山澄夫の能絵作品を常設展示している私設ギャラリーです。
「能絵」はお能の物語世界を絵画で表現したものです。
お能は、神様のお話、歴史上の事件のお話、恋のお話、戦のお話など、神仏への畏怖の念や人の喜怒哀楽を描いた戯曲です。
この戯曲(能)は今から600年程前の室町時代に、世阿弥によって大成されたものですが、物語の根底には死生観や情緒、美学といった日本人の哲学が秘められています。
物語と共に装束の意匠の素晴らしさは、眼を見張るものです。 自然界からインスピレーションを受けて取り入れたモチーフを構成して、染・織り・刺繍・摺箔・縫箔などどいった絹を主体とした手工芸の手技の粋が表現されています。 舞台上では、このような絢爛豪華な衣を纏った登場人物たちが物語を繰り広げ、クライマックスには和歌を主体にした謡(うたい)と囃子(能管(笛)・太鼓・大鼓・小鼓)の音色に合わせて舞いを舞います。
浅山澄夫の描く「能絵」は、舞台上の様子をそのまま写実的に描いたものではありません。
物語の世界を感じ取った浅山澄夫が想う「能」の世界です。
ギャラリーは、昭和初期に建てられたベンガラ色の織屋建て町家をセルフ・リノベーションしたものです。
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